料理

桃のむき方の裏技!熱湯をつかう!種の簡単な取り方も紹介します!

桃の皮が剥きにくい、種の取り方が分からないと思いませんか?

今回は、私の東南アジアの知人が「桃」についてレポートして頂きます。

 

今が旬で品種も多く、柔らかな果実に溢れる様な果汁と甘くて華やかな香りが漂う桃。

皆様は今年の桃は既に味わいましたか?

私は、ランブータン・マンゴー・パパイヤなどのフルーツ天国東南アジア在住ですが、

福島・和歌山・岡山県などから桃は輸入されてきており、なんと1個600円で売られていて、葡萄になると品種により2,500円から8,000円位で売られています。

マンゴーならば1キロ(大体3個)100円程で売られているのを考えると、この桃と葡萄の価格は完全に裕福層に向けた果物になっていますね。

私は、この値段を見た時に、絶対に勿体無い食べ方はしたくない!せっかくの果汁をポタポタ落としたくない!と思いました(笑)。

ですが、皆様も私と同じ様に考えている方もいらっしゃいますよね?

だからこそ、桃って「皮を剥いてから実を切るのかな?」「どうしたら上手く種が取れるのかな?」と言う声が出るのですよね?

さて、桃は栄養のバランスが非常に良い果物で、身体を温めたり、夏バテの予防にもなるのです。

桃に含まれているぺクチンは腸の動きを整え、カリウムはむくみの解消・血圧の安定、カテキンは免疫力を高める・癌予防・老化防止、鉄やマグネシウムは冷え性や貧血の改善などが期待出来ると言われています。

この様な効果が期待出来るのであれば、皮ごと食べたいと思い調べましたところ、桃の皮は食べられると言う事が分かりました。

桃の一番甘い部分は皮の近くの実であり、栄養もうま味も多く詰まっているそうなので、桃を水洗いしたら、そのまま皮ごと食べられるそうです。

参考までに、白鳳系の桃は甘みが強く柔らかいので、道具を使わなくても手で剥いて食べます。

桃の固さによって剥き方も変わってくるのですね。

 

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桃のむき方:裏技のやり方とコツ

桃の剥き方の基本は、桃のお尻の方から剥いていく事です。

この項ではいくつかの剥き方を紹介したいと思いますが、ご自分に合った剥き方で試してみて美味しく味わって下さいね。

 

桃を洗う

水の入ったボウルに桃を入れたら、手の平で優しく丁寧にこする様にして洗うと、桃のうぶ毛が取れます。

桃の皮を剥く時に実にうぶ毛が付くのを最小限にするためです。

洗う時に注意して頂きたいのは、桃は力を入れると実が潰れてしまうので優しく洗って下さいね。

 

桃の剥き方

 

・桃の皮をつるんと剥く包丁を使った裏技があるとTwitterで紹介されたやり方が話題になっているみたいですね。そのやり方とは、包丁の背で桃の皮をなでる様に皮と実を離していくイメージで擦ります。桃の割れ目に包丁の背をあて切れ目をつける様になぞります。その後、桃のてっぺんに切り込みを入れて、割れ目の左右を両手で持って中身を押し出す様に開いていくと皮が剥けます。

・薄い皮を剥くのに便利なトマトピーラーと言う物があり、刃が波打ったピーラーを使うと簡単に剥けます。

・柔らかい桃の場合はスプーンで剥けます。ですが、柔らかい桃は指の跡もついてしまいますので必要以上に優しく扱う必要があります。桃のお尻の方から、皮をたるませるイメージで引っ張る様に剥きます。

・爪楊枝を使う 皮にそって爪楊枝を桃に差込み貫いたら、爪楊枝の両端を手で持ち引っ張ると皮が剥けます。

・固い桃はリンゴを剥くのと同じで、ナイフを桃にあて桃だけをクルクルと回していけば剥く事が出来ます。

 

剥いた桃の変色を防ぐ方法

桃を剥くと果物に含まれているポリフェノールの酸化酵素の働きにより、色がだんだんと茶色くなってきてしまいます。

酸化酵素が空気に触れる事を防いでいく方法がいくつかあります。

 

(1)桃の切り口にレモン汁を塗る事です。

(2)水と砂糖を(1;1)混ぜた物に桃を浸します。この方法は変色を防ぎ、甘みも加わりますのでデザート用に使うのに良い方法です。

(3)1;10の塩水に桃を浸します。この方法だと桃に塩味がついてしまう事がありますので、塩気を取るためにさっと湯通しする必要があります。

 

桃は繊細な果物ですので、湿度や温度にも敏感と言われていて、変色するだけではなく甘みも無くなってしまいますので、皮を剥いたらすぐに食べるのが良いでしょう。

 

難関?!どうしたら傷つけず種がとれるのか?

桃をお土産で頂いたり、美味しそうだから買ったはいいけど、桃を食べるのに困るのが皮剥きと大きな種の存在でしょう。

リンゴや梨のように真っ二つに切る事が出来ないのも原因の一つだと思われます。

この項目では、どの様にしたら種が上手に取れるのか紹介していきたいと思います。

 

1.桃が綺麗に剥けてから、種を取っていく方法

桃を切って、種があたる所まで二箇所に切り込みを入れたら、その後、包丁を種のあたる所まで再度入れます。

そのまま桃の両側を手で包む様に持ち、左右に動かしていくと桃が綺麗に2つに分かれます。

種の無い方の桃はそのまま半分に切り、種のある方の桃はリンゴの芯を取る様に切り取っていくと、種に実を持っていかれないので、実も種に殆ど残りません。

 

2.桃を切ってから種を取り、皮を剥く方法

桃のお尻部分から桃のへこみ部分の線に、一周種にあたる所までナイフを入れていきます。

その線を基準として、桃を4~6等分する感じで切れ目を入れていきます。

その切れ目の1つにナイフを入れ、優しく左右に小刻みに揺らしてみると綺麗に一切れが取れますので、空いた部分から次々に1切れずつ取っていきます。

種を取るというより、種から実を取っていくという感じです。

皮を後から剥くので、果汁も殆ど出ませんし、種に実も残らない方法です。

皮は、指で剥いていきますが、桃の皮が固い場合は果物ナイフを使って皮を剥きます。

 

3.桃の種取り機

もっと楽に簡単に種を取りたいという場合は、桃の種取り器を使ってみるのはいかがでしょうか?

 

・じょうずにグッズ桃の種取り 桃太郎

桃太郎を使うと、種をくり貫く様な方法になりますが、無駄なく食べる事が出来ること、お洒落に輪切りにも出来ること、柔らかい桃でも潰れにくく種が取れるなどのメリットがあります。

桃を大量に消費するスイーツ作りなどに苦労しませんし、種が綺麗に取れますので、見た目も綺麗に切る事が出来ます。

*メーカー廃盤品なので店頭では見つけられませんので、ネットからの購入となっています。

 

・桃の種はずし器 ドクター桃

ドクター桃は一般家庭だけではなく、桃の販売業者や桃の缶詰など加工品を綺麗に作る加工業者向けにも作られています。

ドクター桃を使うと、桃の果肉を傷つける事が無く種を取り除く事が出来る上、果汁も無駄になりません。

気になる方は検索してみて下さいね。

 

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桃の簡単むき方!熱湯を使ってツルッとむいちゃおう!

桃の簡単な剥き方、熱湯を使った湯むきの紹介をしていきたいと思います。

トマトの皮を剥くのに良く用いられる方法ですので、ご存知の方も多いかと思われます。

桃を沢山消費したい時や、実が固めの桃の皮を剥く時などにお勧めの方法です。

最初に、桃全体が入る大きさで深さのあるお鍋を使いお湯を沸かし沸騰させます。

お湯を沸騰させている間に、用意する物は、桃をお湯に入れている時間は20秒ほどですので、桃全体が入る様な大き目のボールに氷を沢山入れて氷水を作っておいて下さい。

沸騰したお湯の中に桃を入れていきますが、この時にお湯が跳ね返ると火傷をする事もありますので、湯きり網を使って桃を入れていきましょう。

桃を熱湯の中に入れている時間は、10~20秒で、イメージとしては皮全体のみに加熱する感じです。

湯きり網を使って桃をすくいあげたら、そのまま用意しておいた氷水のボールの中に入れて、桃をさらした後に皮を剥いていきます。

皮を剥く時は、桃を両手で持って、桃の割れ目から外側へ優しく引っ張り、下向きに皮をおろしていけばつるんと皮が剥けていきます。

皮の取り残しがある場合は、爪楊枝を使って皮を剥いて下さい。

これは、加熱する事により皮と実の間にあるペクチンと言う成分が溶ける事により、皮が剥がれやすくなるのです。

この方法で皮を剥いた時の表面の綺麗さから言えば、お客様用に出すには不向きな方法と言われていますので、もしお客様用に出すのであれば、スィーツやジャム作りなどに加工し、出来上がった物を出した方が良いかと思われます。

ご自分やご家族で、桃を丸かじりしたい時には良い方法かもしれませんね。

 

インスタ映える桃の切り方!

桃を使った物でインスタ映えする様なもの…と調べました。

その結果、一番多かった桃のコンポートの作り方を紹介していきたいと思います。

コンポートは新鮮である桃をそのまま味わえますし、甘みの少ない桃や柔らかすぎる桃でも美味しく食べる事が出来ます。

切り方も綺麗な上、冷蔵庫で約5日間くらいは保存が出来るそうなのでお勧めです。

食べ切るまでは、必ず冷蔵庫で保存するようにして下さいね。

 

桃のコンポートのつくり方

上記の方法で桃を湯むきにしたら、桃を割れ目にそって半分に切っていきます(丸ごとでも大丈夫です)。

 

シロップは、お鍋に

白ワイン50cc、

水250cc、

グラニュー糖70g(お好みで加減して下さい)、

バニラビーンズ1/8

を入れて火にかけ溶かしていきます。

 

分量は目安ですので、桃が浸かる様に量を調整して下さいね。

その後、レモンの果汁10ccと皮を剥いた桃を入れ、強火で沸騰させ、弱火で8~10分煮ます。

シロップがブクブクと沸いてきたら火を止めて冷まし、密閉容器などに移し一晩冷蔵庫で寝かせます。

味が馴染んだら完成です。

 

翌日、冷やした桃のコンポートを端から2~3mmの薄切りにしていきますが、スライスが薄いとバラの花びらの様になりますので、曲線側が上になるように外側から桃をカップに並べたら、ミントを添えて出来上がりです。

コンポートのシロップは、炭酸水で割っても美味しい飲み物になりますし、アイスクリームにかけて食べても良いです。

大人向けのコンポートを作りたい場合は、シロップに適量のブランデーを入れてみるのも良いかもしれません。桃の香りとブランデーの香りは大変相性が良いそうですよ。

 

桃のフローズンヨーグルトのつくり方

もし、桃が余ってしまったと言う場合、フローズンヨーグルトにしてみるのはいかがでしょうか?

冷凍しておけば、約1カ月は保存が可能で、食べたい時に食べたい量を取り出すだけで簡単です。湯むきで皮を剥き、種を取った桃約3個の内、200gを2cm角の大きさにカットし、残った桃をポリ袋に入れます。

ポリ袋に入っている桃を手で潰し、蜂蜜大2とヨーグルト250gを加えて混ぜます。

その後、角切りにしておいた桃も一緒にポリ袋に入れて冷凍庫で凍らせます。

1時間から1時間半くらいしたら、一度冷凍庫から取り出して混ぜ合わせ、再度冷凍庫に入れます。

これを何度か繰り返し、ご自分の好みの固さになったらフローズンヨーグルトの完成です。

グラスをお洒落な物にしたり、フローズンヨーグルトのトッピングにミントだけではなく、その季節の旬のフルーツを添えても良いかと思われます。

 

まとめ

桃は美味しいと分かっていても、皮が剥きにくい、種の取り方が分からないなどで迷っていた方の参考になりましたでしょうか?

私自身、今回桃の剥き方などを記載するにあたり、この国で売られている桃の値段などを調査してみたり、桃を作っていらっしゃる農家の方の声が書かれた記事を読みました。

皆様にも一度、桃を作っていらっしゃる方の記事も読んで欲しいと思っています。

どれだけ愛情を込めて作られているか、お客様(消費者)の元に渡った時に笑顔で美味しいと言って貰える様に努力されているかが分かります。

私達は、作ってくれている方がいる事を考えながら、無駄なく美味しく頂くことが一番ですよね。