スーツについたハンガーの跡とシワを治す方法を紹介します!
社会人になれば、業種によっては、ほぼ毎日着用するスーツ! ハンガーの跡やシワがついていると、嫌ですよね。
皆様は、普段からスーツについたシワを気にされた事はありますか?
せっかく身だしなみとして外見を綺麗にしても、スーツにシワがあるだけで
「だらしがない」
「仕事が出来なさそうな人」
と言うマイナス評価を受けてしまう場合も出てくるかと思われます。
人はやはり第一印象がどの場面においても大切で、スーツの件だけで信用して貰えなくなるという理不尽な事が出てこないとは言い切れません。
帰宅して翌日の為に毎日アイロンがけをし、常にハンガー跡やシワの無いスーツを身に付けるのがベストですが、時間が取れなかったり、アイロンをかけられない状況の時も出てくるかもしれません。
今回は、スーツについたハンガーの跡とシワを治す方法、スーツの掛け方やハンガー跡やシワがつきにくい素材などを紹介していきたいと思いますので参考になさってみて下さいね。
ハンガー跡やシワがついてしまってからの対処法を紹介

まず、スーツについたハンガー跡やシワの対処法を紹介いたします!
スーツの肩の部分にハンガー跡が出来た時の対処方法
肩の部分にハンガー跡がよく付いてしまいます。
その際はこの対処法を試してみてください。
アイロンを使うのが一番ですが、ちょっと面倒だなと思った時はドライヤーを使用してみて下さい。肩のハンガー跡はハンガーにより生地が伸びてしまっている状態なので熱を加えれば縮みます。
ドライヤーならば、出勤前の慌しい時でも洗面台で髪をセットした後などに一緒に出来ますし、スーツを着たままドライヤーをあてれば、身体の線にそってシワが無くなります。
もしシワが酷い場合は、少し水などで濡らしてからドライヤーをあてると良いと思います。全ての洋服にこの方法が使える訳ではありませんが、スーツや薄手のニットなどには有効です。
ドライヤーを使用する際には、火傷に注意する事とスーツや洋服の素材によっては生地を傷めてしまう事もありますので充分に注意して下さい。
料理に使う時のステンレスボウルをスーツの肩の部分についてしまったハンガー跡の部分にセットしたら、水をほんの少し(3プッシュ程度)霧吹きでスプレーします。
自分の手の平の中心をハンガー跡の部分に当て、シワを伸ばしプレスする様な感じで30秒程度押さえるだけです。
スーツにシワがついてしまってからの対処方法
シワがついてしまったら、この対処法をお試しください。
ぬるま湯をスプレーしてみる。
100円ショップで買える霧吹きに40℃くらいのぬるま湯を入れ、腕や膝などシワが気になる部分にスプレーします。
スプレーする時はスーツをハンガーにかけておいて下さい。
水よりもお湯の方が蒸発までの時間が短縮出来ますし、シワや臭いも取れます。
ドライヤーを使う。
スーツのシワが気になる部分に霧吹きで水をスプレーしたら、手で軽くシワを伸ばしながらドライヤーで乾かしていきます。
ジャケットでシワが付きやすい曲げる部分(腕や背中)を中心にスプレーします。パンツやスカートは、膝・太もも・ヒップの辺りにシワが付きやすいので、この部分を中心にスプレーします。
スーツ全体に水をスプレーすると、中々乾かない・生地を傷めるなどの問題が出てくる事もありますので注意して下さい。
市販のシワ取りスプレーを使用する。
スーツのジャケット・パンツ・スカートのシワが付いてしまった部分にスプレーした後、風通しの良い場所で日陰干しをして下さい。
市販のシワ取りスプレーには消臭効果がある商品も多く、乾く頃にはシワも取れ防臭効果も期待出来ますので、ぬるま湯よりはお金がかかりますが、衛生的だというメリットがあります。
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シワ取りスプレーはこちらがおすすめです。シワをとると同時に消臭・除菌もできます。
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浴室を使う。
すぐにシワを伸ばしたい方にはお勧め出来ませんが、お風呂から上がった後、30分間ほど湿気の中にスーツをハンガーに掛けて干すと、浴室の蒸気を吸い込みシワがゆっくりと伸びてきます。
30分間浴室で干した後は、風通しの良い場所で一晩干して下さい。
注意として浴室がカビだらけで臭かったりすると衣類に付着してしまいます。
衣類スチーマーを使う。
衣類スチーマーに水を入れ加熱したら、シワの気になる部分に蒸気を噴霧します。
蒸気によって消臭・除菌効果が期待出来ますので、タバコや焼肉などの匂い消しにも良いそうです。
蒸しタオルを使う。
タオルをお湯につけて蒸しタオルしたら、タオルを硬く絞りスーツを挟んで10秒ほど待ちます。
タオルは大きめのバスタオルでお湯は少し熱いかな?と思う位がちょうど良いです。
ヘアアイロンを使う。
ヘアアイロンは両側が鉄ではない素材を使用している事とシワを伸ばしたい部分だけに使えるので便利です。
普通のアイロンを使うよりも簡単で、旅先にも持って行かれるというメリットがあります。ヘアアイロンを使用する前に、面がヘアケア製品で汚れていないか確認しましょう。
自分の手の火傷にも注意が必要ですが、デリケートな素材のスーツや洋服にダメージを与えないよう気をつけないとなりません。
温度を高くしない、また温度を調整出来る物が良いです。
時間がある時の丁寧な対処法
時間がある時はしっかりと丁寧な方法でスーツのシワを伸ばした方が、スーツの寿命も延びますし衛生的でもあります。
スチーム機能のついたアイロンが無い場合
アイロンがけをする前に、霧吹きでしっかりスプレーをしておけばスチームアイロンと同じ効果が得られるので、簡単にシワを伸ばす事が出来ます。
アイロンがけをする時は必ず当て布(綿100%の薄いハンカチやタオル)をして下さい。
当て布をする事により、生地を傷めずスーツのテカリ防止にもなります。
クリーニングに出す!
クリーニングに任せれば時間的余裕は出来ます。
費用はかかりますが、プロに任せる事で確実に美しい形に仕上がります。
また仕上がりまでに数日かかる事が多いため、その間は他のスーツを着用する事になります。
スーツの寿命を考えるとクリーニングは1シーズンに1回がベストであり、多少のシワ・汚れの場合は即日仕上げサービスを利用するのも良いかもしれません。
ハンガーの跡やシワをつけない掛け方と向きを紹介

次に、ハンガーの跡やシワをつけない掛け方と向きを紹介いたしますね!
ハンガーのオススメ
スーツや洋服にハンガー跡やシワがついてしまうのは、ハンガーに掛けると洋服に重力がかかり生地が伸びるのです。
もしハンガー跡の原因がハンガーにあるのでしたら、肩の部分が幅の広いハンガーを使うと良いかもしれません。
私自身も、どの様なハンガーが人気があるのだろう?と思い調べてみたところ、マウハンガーをお勧めしている記事が多く、収納関係の方には物凄い人気のある商品だという事が分かりました。
人気の理由として、厚さがわずか1cmと薄型なので収納力がアップし、見た目もすっきりするそうです。
肩先が緩やかなカーブ状になっているのでハンガー跡がつきにくく、インナー・シャツ・ブラウス・スーツなど幅広く使える万能タイプである事、ノンスリップコーティングが滑り止めの役割を果たすので洋服がずれ落ちる事がないそうです。
マウハンガーはメンズ(幅40cm)レディース(幅36cm)が代表的なようですが、他にも色や形が違った物が沢山あるようなので、ご自分に合ったハンガーを選ぶ事が出来ますね。
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スーツの掛け方

スーツをハンガーに掛ける時は上下別々に掛けて、間を開けるようにしましょう。
間が開いていないとスーツとスーツが擦れ生地が傷んだり、カビが生える原因になったりするそうです。
スカートやパンツにはクリップ付きのハンガーを使うと便利です。
ピンチ部分はスチール製で、内部の挟む部分にはゴムが装着されているのでズレにくいですし、クリップは位置の調節が可能な物を選べばスカートはウエストに合わせて留められますし、パンツも裾の幅に合わせる事が出来ます。
パンツをハンガーに掛ける時は、必ず裾を上にして掛けて下さい。
パンツの上部が重いという重力を利用すれば、履きシワも伸びて綺麗な状態を保つ事が出来ます。
ちなみに、パンツ専用のハンガーは100円ショップでも売られているようですので、出張の時に持参するのも良いかもしれませんね。
ハンガー跡やシワがつきにくい素材・洗剤の選び方!

会社で業務内容によってはスーツ着用は必須であり、1日中着ていればどうしてもシワは避けられないものです。
この項目ではハンガー跡やシワがつきにくい素材で出来たスーツを紹介しようと思い調べましたが、あ~このブランドでこのお値段なら納得!と言うスーツがかなり出てきました。
成人式やパーティなどで普段とは違う装いをする場合にはお勧めしますが、仕事で毎日着るとなった場合、そこまでお金がかけられないと言う問題も出てきます。
ですので、シワになりにくい素材で紹介していきたいと思います。
ハンガー跡やシワがつきにくい素材
一般的に天然繊維では綿・麻・シルクはシワになりやすく、ウールはシワになりにくいと言われています。
また化学繊維のポリエステルは強度が強く、ウールよりも更にシワになりにくいと言われているので、ウールにポリエステルを混紡した生地が良いと言われています。
元々ポリエステルは反発力が強すぎてスーツには向かないと言うイメージがありましたが、現在は特殊な生地の織り方をしポリエステルを多く含んだ高級生地も登場しています。
強撚糸と言う通常より強度の高い糸を用いて、ウール100%でもシワがつきにくく、シワやハンガー跡からの回復が早いストレッチ性のある生地が開発されていたりと、シワになりにくいスーツは見た目も機能性も進化し、様々なブランドから発表されて人気となっています。
シワを取り除くためのおすすめアイテム

ハンガー跡やシワを取り除くための専用アイテムとして、簡単に衣類のシワが取れる市販スプレーが沢山あります。普通の水を霧吹きするよりも効果が高く、早く乾くのが特徴で、消臭・除菌効果・静電気防止により花粉やホコリの付着を防ぐ物もありますので衛生的にも良いなどメリットは沢山あります。
携帯用タイプも売られていますので、お出かけ先や出張先にも持って行きやすく、いつでも使える点が良いですよね。最近ではコンビニでも売られている市販スプレーですが、用途別にによりご自分に合った物を探すのが良いと思われます。
シリコンが入ったスプレー
シリコンが入ったスプレーは、スプレーした後、手で軽く叩いたり、生地を伸ばしたりするとシワが取れますし、シリコンが染みこんだ繊維は再びシワがつくのも防いでくれます。
更に成分の中に陽イオン・トレハロース・たんぱく質などが配合されていると柔軟剤を使った様な状態がキープ出来ます。
匂い対策タイプのスプレー
消臭・防臭など匂い対策タイプのスプレーは、タバコ・汗など衣類につくと嫌な臭いをブロックし、花粉ガード・除菌タイプなら花粉やウィルスを防ぐ事が出来ます。
静電気防止・撥水出来るタイプの物もありますので、季節ごとに使い分けるのも良いかと思います。
シワ取りスプレー
シワ取りスプレーには柔軟剤の様な香り付きの物が多いので、シワ取りと香り付けしたい方はこのタイプ、逆に、愛用している柔軟剤や香水がある方は、香りが混ざらない無香料タイプを選ぶと良いかと思います。
シワ取りスプレーが使える素材は、ウール・綿・麻・合成繊維などですが、合成繊維でもポリエステル100%の生地は成分が浸透しないので効果は期待出来ません。
更に、毛皮・着物・シルク・レーヨンなどには対応していない物があるので、事前に確認が必要ですし、大切な衣類に使う物ですので、念のために目立たない場所にスプレーして問題が無いか確かめてから使用された方が良いと思います。
まとめ

スーツについてしまったハンガー跡やシワのとり方やシワがつきにくい素材などを紹介してみました。
ハンガー跡やシワを取る基本的な方法は濡らしてから乾燥させると言う事ですが、皆様の生活スタイルに合わせた方法で実践してみて下さいね。
私自身、社会人としてスーツを着る機会が多かったのですが、今思うとクリーニング店に出してばかりいました。
私がお勧めしたいシワがつきにくいスーツはあるのですが、人それぞれ好みの問題があるので止めておきます、笑。
ヒントとしては、ある国の有名シルク店のオーダースーツなのですが、シルクにカシミアとウールを混合した素材のスーツはシワがつきにくかったです。
日本では考えられない様な値段で、デザインもボタン1個でも自分の好みで作って貰えて、計測~仮縫い~仕上げまで3日もあれば出来ますので(仕上がりまでの日数は現在は分かりません)、観光に行かれる方はフォーマルな装いをする時に一着作ってみても良いかもしれませんね。