生活

はさみの切れ味を良くする方法を伝授!アルミホイルで切れ味が簡単に復活する!

ハサミの切れ味を簡単によくする方法があります。アルミホイルで切れ味が復活するってご存知ですか?

今回は晴れ味の切れ味を簡単に復活させる方法を私の東南アジアに住む知人がレポートしてくれましたので、ご紹介致しますね。

 

自宅、会社、学校などで、食品の袋を開ける・子供やペットのセルフカットをする・書類や手紙の封を開封する・工作で使うなど、どの様な場合においても様々な用途のはさみを誰もが一本は持っていることでしょう。

はさみを毎日使っていると、切れ味が悪くなってきた、綺麗に切れないという経験をされた方は多いのではないでしょうか?

はさみの切れ味が悪くなった時、皆様はどの様に対処していらっしゃいますか?

一般的に使うはさみは高い物ではないですし、100円ショップでも売られているので買い換えて使い捨てされている方もいるでしょうし、包丁は研いだ事はあってもはさみを研いだ経験は無い、逆にこまめにはさみの手入れをしているという方もいらっしゃるかと思われます。

私の場合ですが、はさみの手入れをした経験はありません。

私が住む国にもダイソーはありますし、何よりローカルな場所に行くと100円も出せば3アイテム(例えば、はさみ、洗濯ばさみ、ボールペンなど)の品物が買える状況にいると、手入れをするより新しい物を買ってしまった方が良いなと思ってしまうのです。

ですが、この国に住んでみて一歩外に出ると、新しい物が買いたいくても買えない、養護施設などでは使いかけの鉛筆すら寄付の対象になっていると言う事を知るにつれ、物の大切さも感じる様になりました。

はさみも本来なら長い期間使える物なので、切れ味が悪くなったからと言ってすぐに買い換えるのも勿体ない事でもあるのですよね?

「はさみの切れ味を良くする方法」「アルミホイルを使うと切れ味が復活する方法」について紹介していきたと思いますので、参考になさってみて下さいね。

 

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はさみの切れ味が悪くなる原因を解説

はさみは切り方や切った物によって切れ味を落としてしまいます。

まずは、はさみの切れ味が悪くなる原因をまとめてみました。

 

はさみの汚れ

セロハンテープやガムテープなど粘着性のコーティングがされている物を切ったりすると油分などが付着します。

はさみを使った後に手入れをしなければ、刃先に粘着成分が付き固まってしまったり、ベトベトな部分に埃などの汚れが増えて益々切れ味が悪くなっていきます。

 

はさみの傷

はさみは使っている内に目には見えにくい小さな傷が沢山出来ています。

例えば、紙を切った時に気がつかずにホッチキスのタマを挟んでしまった、これだけでもはさみの刃先には傷がつきます。

刃先に小さな傷が出来たり、刃こぼれして変形してしまうのも切れ味が悪くなる原因です。

 

はさみのサビ

古いはさみやキッチンなど水気の多い場所で使われるはさみはサビてしまう事があるので、使用後には必ず水気を拭き取る事が必要です。

ステンレス製のはさみでもサビてしまう事はあり、刃にサビがつくと切れ味が悪くなります。

 

復活!切れ味を良くする方法を紹介

ご家庭にある物を使ってお手入れをし、はさみの切れ味を良くする方法を紹介していきたいと思います。

手の怪我防止の為に軍手など手を保護する物を用意しておいて下さいね。

 

ガムテープを使う

粘着などによる汚れが原因の場合、はさみの刃についているベタベタより強力な粘着力のあるガムテープを使い、何度かペタペタ当てていると汚れがガムテープにくっついてきます。

 

シールはがしを使う

100円ショップや文房具店などで売られている壁やタンスに貼られたシールをはがすシールはがしを使うのも良いです。

シールはがしをはさみに塗って暫く時間を置いた後、拭き取るだけです。

 

消しゴムを使う

セロハンテープや糊がついた物を切った後のはさみのベタベタを落とすには、消しゴムは結構強力に糊をからめとる効果があります。ですが、消しゴムもかなり減ってしまうので勿体無いかもしれません。

 

アルコールを使う

強力な汚れがついてしまっている場合は、消毒用アルコール・除光液・ウエットティッシュなど粘着を溶かす効果がある物を使うとベタベタした成分を分解し簡単に汚れが落とせます。

余った消毒用アルコールや除光液をはさみのお手入れ用に取っておき、コットンなどに含ませて少しずつこすって汚れを落としていきます。

シンナー臭やアルコールの匂いは気になりますので窓を開けたり、換気をしながらにして下さいね。

ガムテープを使って取れなかった汚れは、ウエットティッシュで拭き取ると綺麗になりますが、はさみには刃先があります。

力を入れすぎると皮膚が切れ怪我の原因にもなりますので注意して下さい。

 

ハンドクリームや日焼け止めクリームを使う

はさみに粘着テープの汚れや油がついている場合、ハンドクリームや日焼け止めクリームなど油分が含まれているクリームを使います。

使用期限が切れているクリームで充分です。

刃にクリームを塗り指で広げて馴染ませたら、はさみの刃を何度か開いたり閉じたりして下さい。

その後、ティッシュペーパーなどで綺麗に拭き取って下さい。

油分が含まれているので、水周りで使うはさみのサビ付き防止にもなります。

 

石鹸を塗ってみる

軽度のベタつきであれば固形石鹸を塗りこすったり、石鹸を切ったりするだけで取れる事もあります。

その後は、ティッシュペーパーなどで綺麗に拭き取って下さい。

石鹸には油分が含まれていますので、はさみのサビ付き防止にもなりますし、滑りも良くなります。

はさみに石鹸がついてしまうので、食品を扱うはさみには石鹸は使わない方が良いと思います。

 

コルクとクレンザーを使う

コルクにクレンザーを少量つけ、はさみの刃の部分を円を描くように磨いていきます。

磨き終わった後は水洗いして丁寧に水気を拭き取って下さい。

コルクの成分にはサビ付きを予防する効果もあります。

 

ドライバーで研ぐ

表面が滑らかなドライバーをはさみで切る様に挟んだら、刃を開け閉めしながらドライバーに擦り付けます。

 

はさみ研ぎ器を使う

はさみを良く使う方は市販のはさみ研ぎ器を一つ購入しても良いと思います。

性能にこだわりが無ければ100円ショップでも売っています。

DIYショップでも1000円ほどで売られているようですが、インターネットで探して購入してみるのも良いと思います。

 

砥石で研ぐ

はさみの切れ味を復活させるのは砥石で研ぐのが一番効果があると言われていますが、素人が砥石ではさみを研ぐと余計に切れにくくしてしまう場合があります。

はさみの真ん中のネジ止めを分解し、刃の斜めになっている部分を研ぐだけですが、はさみが重なり合う部分を研いでしまと、隙間が出来て逆に何も切れなくなってしまう事があります。

砥石を使いこなすのは難しいと思われます。

 

サンドペーパーを使う

サンドペーパーを使う方法は、はさみの刃にやすりをかける様な感じになりますので、汚れやサビついている時にも有効です。刃の外側を研ぐ様に注意する事が必要です。

 

はさみを研ぐのは技術も必要になってきますのでプロに頼んだ方が良いと思います。

断ちばさみ・洋裁ばさみなど素人の手には負えないもの、文房具のはさみでも高価で大事な物は、プロに頼みましょう。

調べてみたところ、金物屋さんや地域にボランティアなどあれば、料金500円から1500円でしてくれるようです。

また、フッ素コート・チタンコートのはさみは事前に業者に確認が必要になります。

 

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アルミホイルを使えば簡単に切れ味復活!

この項目を実践する前に、切り口で手を怪我しないよう必ず軍手など手を保護する物を用意しておいて下さいね。

はさみの表面に汚れは無いのに切れ味が悪いと言うのは刃に傷がついている事が原因で、何度も使っている内に刃が欠けてしまっているのです。

皆様は構成刃先と言う言葉をご存知でしょうか?

また、ここで用意する物が、ご家庭にあるアルミホイルだと言う事は知っていましたか?

私はお恥ずかしながら知りませんでしたし、試した事も無かったです。

構成刃先とは、切った物の一部が刃先について新しい刃となる現象の事ですので、刃こぼれしてしまったはさみは欠けた部分を補えば良いと言う事です。

アルミホイルは金属の中でも柔らかくはさみで簡単に切れますし、融点が低い(600℃)のではさみで切るだけで溶けてしまうのです。

アルミホイルをはさみで切る事で摩擦熱と圧力で溶けたアルミが刃の欠けた部分に入り込み埋めてくれるので、はさみの切れ味が復活すると言う事です。

この方法はとても簡単なのですね。

用意するアルミホイルは100円ショップの物だと薄いので、出来たらメーカー品の厚手の物が良いのですが、ピンとした物よりもシワシワとした物の方が効果が高く、汚れが酷くなければ使用済みの物でも大丈夫だと言う点も有難いですね。

このアルミホイルを5枚重ねにしてはさみで切っていくだけです。

これを何度か繰り返し、紙を切って切れ味を確認してみて下さい。

はさみの傷の具合にもよると言われていますが、切れ味が戻っていると思います。

ですが、アルミホイルを使った構成刃先は一時的な応急処置みたいなものですので、はさみを使う前にアルミホイルを切る事をお勧めします。

また、汚れを落としても切れ味が復活しない、アルミホイルを切っても一時的なものとなる場合は、はさみを研いでみるか、新しく購入した方が早い場合もあります。

 

まとめ

はさみは日常生活の中で身近になりすぎて切れ味など意識しない事もあると思いますが、切れないはさみは怪我の元にもなりますので、お手入れして丁寧に使っていきたい物ですね。

特に子供が使うはさみは、すぐに傷がついたり汚れたりすると思いますが、この様な時にすぐに捨てたり買い換えるのではなく、お手入れしてみる事で物を大切にする気持ちを子供に教える事が出来るかもしれません。

仕方なくはさみを処分する時には、お住まいの地域のルールをチェックするか、市役所のホームページなどでゴミの収集方法を見てみて下さいね。

切れ味が悪くてもはさみは危険物ですから、ゴミを捨てた後にゴミ回収業者が怪我をする事が無いよう適切に処分する様にして下さいね。