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タピオカの原料はイモだった!作り方を解説します!

タピオカの原料はイモってご存じでしたか?

作り方なんて、私は、考えたこともなかったですが、私の東南アジアの知人が調べて、今回の記事をまとめてくれましたので、ご参考ください。

 

皆様はアジア系スィーツと聞いて何を思い浮かべますか?

有名店だけではなく、文化祭などでも出店されたり、最近ではコンビニやスーパーなどでも手軽に手に入る物と聞けば、タピオカを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

最近またブームになっている黒くて大粒な丸い形をしたタピオカはドリンクなどに入っている事が多く、もちもち食感とほんのりした甘みで女性に大人気になっていますね。

大人気のタピオカミルクティはミルクティにタピオカを入れた台湾発祥の飲み物です。

夏はアイスで冬はホットでも美味しく飲めるタピオカミルクティの「タピオカ」に今回は注目してみました。

正直に言いますと、私は甘い飲み物が苦手なのでタピオカミルクティを飲んだ事がありません(笑)。

ですが、今回「タピオカ」がどの様な物の原料で作られているのか、カロリーや栄養などについて調べて行く内に、気がつかなかった真実を発見してしまいました!

「それって知らなかっただけじゃん」と言われそうですが、

私の経験談も含めて紹介したいと思いますので、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。

 

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タピオカの原料は、キャッサバというイモ!成分はデンプン!

タピオカの原料「キャッサバ」は南アメリカ原産・トウダイグサ科のイモの一種で、原産地及びアフリカなどでは昔から主食とされ、水あめや織物用の糊料などにも使われていている物です。

熱帯雨林気候の地域などで栽培されている事が多く、気候・土壌条件が厳しくても比較的簡単に生産出来るそうで、日本では余り聞いた事が無い食材だと思われますが、戦後の日本には既にあり、今現在も静岡や沖縄ではキャッサバを生産している農家もあるのですよ。

和名はイモノキ、英語はキャッサバ・タピオカ、フランス語ではマニオクと呼ばれています。

そのキャッサバの塊根から製造されたデンプンの事を何故「タピオカ」と言うのかは、デンプンの製造方法の事をブラジル先住民の言語トゥピ語「topioka」と呼ぶ事かららしいです。

品種によりイモの大きさも400gから2kgまでと様々ですが、イモの中は白くて甘いデンプン質があり、食用にする為には毒抜き処理が不可欠です。

キャッサバの根にはシアン化合物が含まれていて、生食の状態で日本に輸入する事は禁止となっています。

葉の部分を発酵させ有毒な成分を水深・加熱・乾燥で除去し、加工処理されたキャッサバのみが日本への輸入が許されています。

キャッサバから採れる粉にはキャッサバデンプン(タピオカ粉)と言う物があり、キャッサバの根の皮を乾燥、粉砕させた物で食物繊維が含まれた粉になります。

それをどの様にして丸い粒状にするか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

原料を練ったタピオカを特殊な容器に入れ回転させるだけで遠心力がかかり丸くなるのです。

これを2時間ほど茹でますと私達も知っている3~6mmの球状の「タピオカパール」「タピオカ」になるのです。

煮戻したタピオカは半透明ですが、タピオカミルクティに入っている様な黒いタピオカはカラメルなどで着色されていているので、黒の他にも色とりどりのタピオカが出来ます。

イモのデンプンがたっぷりとれると言う事ですね。

現在、主な産地はナイジェリア、ブラジル、インドネシア、タイなどとなっており、日本への輸入はタイの物が多いようです。

私は上述通り、タピオカミルクティを飲んだ事がありませんと書きましたが、実は凄く身近にあり毎日の様に食べているのです!

私は産地の一つであるインドネシアに住んでいます。

タピオカの事をインドネシア語では、singkong(シンコン)ジャワ語では patiと言うのです。

シンコンチップスは常に我が家にありますし、葉の部分は煮物にして食し、シンコン(キャッサバ)ヌードルも食し、タピオカは煮ると透明な糊状となり消化吸収が大変良いので牛乳や砂糖を加えて病人食にした物まで食べていたと言う…自分で驚きました。

この様な状態ですので、タピオカ粉が日本でも簡単に手に入り色々な物に活用する事が出来、自宅でも作れると言う事なのですよね。

 

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タピオカの作り方を解説!

この項目では自家製タピオカを作る方法を紹介したいと思います。

食べる直前にでもスプーンか太いストローを用意されると良いですね。

 

  1. 乾燥したブラックタピオカ(大4、大体30g)を水500mlに入れ一晩(7時間以上、11時間未満)漬けておき、翌日漬け込んだ水を捨てます。鍋に水500mlと砂糖(大1ですが、お好みで入れなくても大丈夫)を入れたら必ず沸騰させて下さい。
  2. お湯が沸騰する前にタピオカを入れるとなべ底にくっついてしまう事があるので、必ず沸騰させる事が重要なポイントです。
  3. タピオカ入れたら、20~30分ほど中火で煮ます。
  4. その後、鍋の蓋を閉めて余熱で中心まで柔らかくするために30分置きます。
  5. タピオカをザルにあげやさしく混ぜながら冷水でしめ、水気を良く切ったら出来上がりです。
  6. タピオカが完成したらミルクティやスィーツにトッピングして食べましょう。

今回は黒いブラックタピオカの例で書きましたが、タピオカには様々な色やサイズがあります。

原料は全てキャッサバですので味に違いはありません。

大粒の方はもちもちした食感、カラフルタピオカなど小粒タイプの物はつぶつぶ感が楽しめますので、好みによって使い分けも可能です。

パンケーキやバニラアイスのトッピングにはカラフルタピオカを使うと見た目も綺麗だと思いますよ。

自家製タピオカの保存方法

茹でて食べられるようになってから4~5時間おくと固くなってしまうので、常温保存しか出来ないためストックしておく事が難しいとの情報がありますが、逆にストック出来ると言う情報もありますので、参考程度に載せておきます。

  1. タピオカを小分けにしてラップに乗せたら砂糖を少々まぶしてラップで包みます。
  2. 冷凍用の保存袋に入れしっかり閉じたら冷凍庫で保存します(2週間程度保存可能だそうです。また砂糖をまぶす事でタピオカ同士がくっつかない様に出来ます)。
  3. 解凍方法は、電子レンジで大粒の場合は30秒、小粒の場合は10~20秒加熱し、スプーンで軽くほぐして使います。

 

タピオカの栄養とカロリー

タピオカの栄養素とかカロリーについて、調べましたので解説します。

タピオカの栄養素

カリウムは体内にある余分なナトリウムを対外へ排出させる事を促し、むくみや高血圧の予防に役立つと言われています。

カリウムは汗をかくと奪われてしまうので夏はカリウム不足になりやすく、夏バテの原因になるとも言われています。

カルシウム・マグネシウムは歯や骨を丈夫にする他、イライラを解消させる働きがあると言われています。

リンは歯や骨の形成に必要な栄養素ですが、加工食品に多く含まれているので過剰摂取に注意しないとなりませんが、タピオカの場合は過剰摂取する程の量ではないので安心だと言われています。

これらの栄養素がタピオカに含まれるものでミネラルとなります。

タピオカのカロリー

皆様はタピオカのカロリーを気にされた事はありますでしょうか?

乾燥したタピオカ100gのカロリーは355kcalで、ご飯100gのカロリーは168kcalなので比較するとタピオカは高カロリーな食品だと言う事が分かります。

ですが、タピオカを茹でた場合、100gのカロリーは62kcalで、ドリンクに入っているタピオカは大1杯ほどなのでカロリーにすると9 kcalほどになります。

乾燥した状態で考えてみると炭水化物なので高カロリーですが、食べるのは加工した後の物ですからカロリーがそれ程高い訳ではないのですよね。

タピオカと言えばタピオカミルクティやアイスクリームなどにトッピングしたりする事が多いですが、甘いスィーツとの組み合わせの方がカロリーオーバーになる原因かと思われます。

カロリーが気になるようでしたら、砂糖が入っていないストレートティの中や、糖分が入っていないヨーグルトなどへのトッピングでも良いかもしれませんね。

逆に、満腹感を感じるタピオカをおやつとして食べる事により夕飯の量を減らす事が出来、ダイエットに成功したと言う例もあります。

私は、美味しい物を食べたり飲んだりする時に、余りカロリーや栄養素は気にしないタイプです。

目の前にある物を美味しくいただくと言う考えの方が良いと思いませんか?

 

まとめ

余談ですが、私が今年日本一時帰国をした時に、ニュース番組でタピオカミルクティが取り上げられていました。

ある駅前や、その近辺の道路に飲みかけのタピオカミルクティの入ったカップをそのまま放置していく人達が問題になっていましたね。

ニュースではインスタ映えを狙って大きいサイズのタピオカミルクティを買い、写真撮影した後に飲みきれなくてそのまま置いていくというものでした。

私が住む国は発展途上国と言われていて、常にゴミ問題や公害問題が取り上げられていますが、ニュースで取り上げられていた日本のあの状態は私が住む国よりも酷いです。

美味しい物を頂くのですから、その後はせめてゴミ箱に捨てる事を心がけて欲しいと思います。

私が住む国でも、5~6年位前からタピオカミルクティは大流行し、大型ショッピングモールに行けば必ずタピオカミルクティのお店を見つけられます。

国内で言うと、KOI Theが28店舗、chatimeは100店舗、台湾発のCoCo都可は10店舗ほどあり、高級店から怪しい店まで沢山のタピオカ店がありますので、この国に観光に来られても飲む事が出来ますよ。

最後になりますが、タピオカはキャッサバと言うイモから製造されたデンプンですので、イモ類にアレルギーのある方は食べる前に医師に相談するのも良いかと思われます!