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七草粥にあうおかずって何?食べるのは夕食?それとも朝食?

七草粥にあうおかずって何か悩みませんか?実際食べるのは夕食がいいのか、それとも朝食なのか、かんがえちゃいますよね。

新年を迎え、楽しいお正月のご馳走、親戚が集まりつい暴飲暴食‥そんな疲れた胃腸をいたわるため、七草粥を食べると言われていますが、みなさんは、七草粥について詳しく知っていますか?

七草粥はいつ食べるのが良いのか?

七草粥にあうおかずは何かをご紹介していきます!

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七草粥って?春の七草と由来

子どもに聞かれて、以外と答えられない、春の七草。こちらにまとめます。ご参考ください。

  • 芹(せり)‥香りが良く、食欲が増進。
  • 薺(なずな)‥別名ぺんぺん草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
  • 御形(ごぎょう)‥別名母子草。風邪予防や解熱効果もある。
  • 繁縷(はこべら)‥目に良いビタミンAが豊富。
  • 仏の座(ほとけのざ)‥タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。
  • 菘(すずな)‥かぶのこと。ビタミンが豊富。
  • 蘿蔔(すずしろ)‥大根のこと。消化を助け、風邪予防にもなる。

 

次に、七草粥の由来について、説明します。

七草粥は、中国から伝わった五節句の行事の一つとして食べられていました。

室町時代には既に日本にも伝わり今も受け継がれている伝統行事です。

「人日(じんじつ)」の日に行われる「人日の節句」(七草の節句)として五節句の一つに定められ、定着していきました。

1月7日に無病息災を願って、その年1年が健康で、平和に暮らせるようにとの意味を込めて、七草粥を食べます。

※七草粥は七種粥

七草粥は春の七草とは限らないようです。

もともと、「七種粥」で7種類のものであったそうです。

春の七草になったのは後期のこと。

春の七草に限らず、7種類の野菜を入れて作る地方や、お餅を入れて7種にするところもあるそうです。

春の七草が手に入らない場合は、冷蔵庫にあるお好きな野菜でも大丈夫だそう。

出来るだけ新鮮な野菜を使うと、自然からの新しい生命力をいただくということで本来の意味と合います。

<ポイント>

七草粥→①邪気を祓い、一年の健康を願う

②七草のエネルギーをもらい、冬のビタミン不足解消する

③五穀豊穣を願う

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七草粥はいつ食べる?夕食?それとも朝食?どちらが正解?

では、七草粥はいつ食べるのが正解なのか?

七草粥は『1月7日の朝』に食べます。

でも、忙しくて朝食を食べる時間がない、朝食をべない‥という方も多いと思います。

そんな方は、夜でも問題ないそうです。

食べることに意味があります!

前日の1月6日の夜のうちに七草をまな板の上で包丁を使い細かく刻んでおき、翌日7日の朝にお粥を作って朝食に食べるのが正しい行事と言われています。

1月7日(人日の日)は、無病息災を願い邪気を祓いする日とも言われています。

 

〈ポイント〉

七草を刻んでから塩もみをして、10分置き一度茹でておくと臭みやアクが軽減されます!

七草粥と食べるおかずって何がいい?朝食の場合は?

朝は何かと忙しいので、朝食に七草粥ならそれだけでもいいような気もしますが、それだけではちょっと味気ない気はします。

朝食に七草粥を食べるときおかずは何が合うのでしょう?

七草粥に合うトッピング

  • 梅干し
  • ちりめん山椒
  • お漬物
  • ねぎ味噌
  • 海苔
  • 塩昆布など

七草粥に合うおかず(朝食編)

  • 魚 →・鮭の塩焼き(めちゃくちゃ合います!)
  • 野菜→小松菜やホウレン草などの胡麻和え、おひたし
  • サラダやナムル→ごま油が効いてて美味しいです。
  • ゆで卵→お粥に入れて食べても美味しいです。

朝は、さっぱりしたものが合うと思います。

七草粥とおかずの相性は?夕食の場合のメニューの決め方!

朝食で食べれなかった時は、ゆっくりと夕食で食べたいです。

そんな時、夕食ではどんなメニューのおかずが合うのか?

朝食では、さっぱりなものが合うと言いましたが、夕食はちゃんと食べたいですね!

七草粥は、味付けが淡白なのでお粥自体が薄い感じで食べた時に物足りなさを感じるのは確かです。

ただ、1月7日は本来疲れている胃腸を休ませる意味合いもあるので、味付けが濃いのだとあまり意味がなくなってしまいます。

胃腸を休ませて、栄養をつける目的と一緒に食べて美味しいおかずの夕飯メニューを紹介します。

七草粥に合うおかず(夕食編)

夕食に七草粥を食べる場合のおかずのご提案です。

魚をあわせる場合

  1. 魚の塩焼き
  2. ブリの照り焼き
  3. 魚の煮付け

照り焼きや魚の煮付けで使われている味噌や醤油の味付けは、さっぱりした七草粥と相性抜群です。

魚の塩焼きには大根おろしを添えましょう。

栄養→アミノ酸とEPA・DHAといった血液をサラサラにする良質な脂肪分を摂取できます。

鶏肉をあわせる場合

  1. 鶏肉やササミの塩胡椒焼き
  2. 鶏つくね
  3. 鶏肉の煮物(筑前煮や鶏肉と大根の煮物など)

鶏肉は出汁が多く、脂肪分も少ないです。

栄養→タンパク質や疲労解消効果が期待できるイミダペプチドが入っています。

豚肉をあわせる場合

  1. 湯どうふ+豚肉
  2. 角煮

少しでもがっつり食べたい方は豚肉料理はオススメです。

湯豆腐→さっぱりした七草粥と淡白な湯豆腐の組み合わせですが、栄養を補いたい方にオススメです。

栄養→大豆たんぱく質と大豆イソフラボンが豊富で、更年期障害やホルモンバランスを整えてくれます。

汁物をあわせる場合

  1. 豚汁
  2. お吸い物
  3. 味噌汁

味噌には、大豆を原料としているので大豆イソフラボンが含まれています。

他、野菜や肉を使っているのでアミノ酸やタンパク質もとれます。

七草粥の夕飯メニュー例

では、七草粥の夕飯メニュー例をご紹介します。

  1. 七草粥・魚の煮付け・豆腐と玉ねぎの味噌汁・おひたし
  2. 七草粥・筑前煮・豚汁・おからとひじきの煮物
  3. 七草粥・鮭の塩焼き(大根おろし添え)・きんぴらごぼう・海藻サラダ
  4. 七草粥・ふろふき大根・肉どうふ・あさりのお吸い物・お漬物

※七草粥は、ミネラルとビタミンの摂取はできますが、タンパク質が不足しています。

おかずでタンパク質を補い、できれば副菜でも足りない栄養素を補えるといいと思います。

まとめ

七草粥に合うおかずや、いつ食べるのが正解なのかなどをご紹介しました。

伝統的行事で、本来は朝に食べるのがいいそうですが、食べることに意味があるそうなのでその日のうちに食べましょう。

せっかく食べるなら、疲れた胃腸を労わりつつ、美味しいおかずも食べたいですね!

みなさんも1月7日に、一年の健康と平和に暮らしていけるように祈りながら、七草粥を美味しくいただきましょう!