今回は、反抗期の中学女子の対処法です。疲れたご両親に送る上手な接し方を解説します。
反抗期は子どもが成長している証とわかってはいても、対応する親はストレスが溜まりますよね?
親にとっては心配と悩みが尽きない反抗期の中学女子の特徴と対処法を紹介していきます。
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反抗期の中学女子の特徴

中学生になると、2次成長期にあたり、身体が女性的に成長してくるため、「大人になるんだ」という自覚が芽生えてきます。
また、中学女子の反抗期はホルモンバランスの乱れによって、管理できないイライラだけではなく、将来への不安が混ざり、精神的に不安定になります。
この時期の特徴としては、男子女子ともに、「挨拶をしない」「素行が不良となりがち」「服装や髪型の乱れ」などがありますが、特に女子の場合は、「母親への言葉遣いが荒くなる」「家族としゃべらない」「部屋にこもる」などの行動が特徴です。
思春期がはじまり、体が急速に発育している時期です。
身体と心の成長のバランスに戸惑い、いろいろな不安やストレスを感じている時期です。
心の成長が、体の成長変化に追いついていない時期でもあります。
また、中学校にはいれば、これまで小学生の時ではない、クラブ活動の先輩後輩といった上下関係に直面します。
中学校生活を送る中で、先輩からのいわれたことは絶対服従するべきというようなことを感じ、その反発で親への反抗もはじまります。
小学生から中学生になり、周囲の環境やかかわり方が変わり、ストレスや矛盾、不安などを感じはじめています。
反抗的な態度は、子どもたちの自己主張の現れで、成長しはじめている証です。
もちろん、個人差があり、反抗的態度の大小があります。
親には全く反抗的態度をとらない子供もいるかもしれませんが、程度の大小があるものの、何かしらの心のストレスを感じているかもしれません。
反抗期の時期、子供の変化に、親として戸惑うことも多々ありますよね。
子供の反抗的態度には、大人として広く受け止めててあげることが大切です。
決して、親が「きれる」とか、過剰な反応はやめてください。
中学生でもまだ子供ですから、この時期に親として(大人として)社内のきまり、ルールは子供に身に着けてほしいですよね。
親の愛情ももって、優しさと厳しさをもち、子どもたちと接することが大切です。
一方、親にとっては、反抗期は「成長の証」と分かっていても、
毎日続くことですと、疲れてくるのが当たり前です。
では、反抗期に疲れた親は、どのように子供と接したらいいか、次にまとめますので、参考にしてみてください。
娘の反抗期に疲れた方へ親へ送る、上手な接し方

反抗期は子どもが親から自立する時期になります。
子供は、周囲からとやかく言われることを嫌ったり、思い通りにならなかったり、自分の発言や思いを否定されたりすると反発心が生まれ、その反発心を、身近にいる親にぶつけます。
親としては、「たまったものではない!」と思いますが、これも成長の証として、できるだけ前向きにとらえてください。
親からすると、子どもが精神的に不安定で、なにを言っても反抗してくる、扱いにくい時期になります。
子どもに限った話ではありませんが、イライラしているときに関わっても良いことがありません。
子どもは、よりイライラして、親にはストレスが溜まります。
大人の親でも、苛立っている時になにかを言われても素直に受け入れないとき、ありますよね?
自分の価値観を押し付けてませんか?
常識=正しいというわけではありません。
常識=多くの人が正しいと信じていることです。
子供が冷静になってから、子供の話、言い分に対して、広い心で話を聞き、子供のかかえていること、不安、ストレスを吐き出させてあげてええください。
時には子供は悩んだり、困ったりしているかもしれません。
あまり、親から質問攻めや親の考えを押し付けるのではなく、子供から意見や助けをもとめられるまで、見守ってあげてください。
親は、子供の「直してほしい」ところや、「だめな部分」を一番に指摘しがちですが、まずは反応がなくても、いい部分を褒めることが大切です。
大抵は、無視されると思いますが、子供の耳に届いているので、声をかけ続けてあげてください。
といっても、悪態をつかれたり、乱暴な言葉をはかれると、カチンときます。
親も人間ですから。
子育てのなかで、「中学生時期の反抗期」は、あなた自身が、親として成長する、させられる時期と考えることもできます。
子供の土俵で売り言葉に買い言葉で、言い争いするのではなく、親の土俵に乗り、冷静に伝え続けてください。
ただし、子供は聞く耳を持たないので、覚悟してください。
でも、子供の耳にはあなたの言葉が聞こえているので、子供を信じて、親である自分を成長させてください。
反抗期の子供に疲れた親でも、子供にとっては親はあなたしかいませんし、大事なストレス発散の相手です。
過剰に反応せず、否定せず、子供のストレスを受け止めてあげてください。
繰り返しになりますが、子供にとっては、あなたしかいないのですから。
中学生の娘の反抗期における母親の役割

母親のことを女性としても見るようになり、厳しく判断をするようになります。
親に対して、暴言を言うこともありますが過剰反応せず、「なかなか言うね」といった形で受け流し、相手にしないようにしましょう。
また、反抗期は親から独立するための準備期でもあるため、挨拶やご飯などの最低限の関わりで、無理に関与しすぎないことが大切です。
中学生の娘の反抗期における父親の役割

父親は最も身近な異性として意識されます。
大抵、反発して、父親を嫌います。
このときに大切なことは2点あります。
- 子どもに関与しすぎないこと
- 言いなりにならないこと
です。
親からの支配から抜け出すための反抗期でもあるため、関与し過ぎるのはよくありません。
しかし、なんでも思い通りになると勘違いさせるのはよくありません。適度な距離感が重要になります。
これまで「パパ、パパ」といって一緒に遊んでいた娘が、思春期を迎え、反抗期の中学女子になると、無視されたり、臭い、汚いと毛嫌いされるようになります。
「可愛かった娘が〜」といって嫌な気持ちにならず、子供の成長ととらえ、自分が大人になりましょう。
よく思春期の女の子は、父親を男性として意識し始めるといいます。
男性と女性の体の違いにも理解し、敏感になるでしょう。
これまで、抱きしめていた娘にも、一人の女性として扱わなければならない時期かもしれません。
これまで行っていたスキンシップもやめて、一人の女性として娘をあつかうようにしたほうがよいと言われています。
娘が父親を避けるのは、「女性として順調に成長している証拠」と理解してください。
気をつけたいのが夫婦の役割分担です。
父親と母親がともに、娘に対して叱り役だと、子供はさらにストレスをためてしまします。
ご夫婦で叱ることは避けて、どちらかが慰め役になってあげてください。
無論、慰め言葉も無視されることは覚悟してください。
でも、子供の耳には届いてますから。
まとめ

子どもの反抗期により、親がストレスを溜めてしまうことが多くあります。
この時期の子どもと円滑なコミュニケーションを取ることは不可能と割り切り、干渉しすぎず、見守ることが大切になります。
そして、何より子育てを通じて、親が成長する場でもあります。
子供の反抗期を楽しめるぐらいの広い心を持ちたいですね!
私も娘がいますが、自分に言い聞かせる意味を込めて、この記事を執筆しました。
執筆しながら、気づいたのですが、反抗期に疲れたら、その思いや自分なりの考え・対処法を文章にしてみること、おすすめです。
この記事を書きながら、客観的に「反抗期」をみつめることが出来ましたし、冷静になれました。
もし、疲れたときは、一度子供への思いや考えを、文章に残してみるのもいいかもしれません。
試してみてください。
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