あさイチ

冬の加湿方法を伝授!寝室の結露対策の裏技も!あさイチ『この冬役立つ!加湿&結露対策』

2019年11月19日のあさイチでは、この加湿、結露、脱水症の問題を解決する『この冬役立つ!加湿&結露対策』が放送されており、大変興味深かったです。

  • 加湿のポイント!部屋をムラ無く加湿する方法!
  • なんとかしたい!びちょびちょ結露!この冬役立つ結露対策
  • 他人事じゃない!結露が生む「冬のカビ」
  • 気をつけたい!冬の脱水症

見られた方も多かったのではないでしょうか?

見逃した方、ご安心ください!要点をまとめましたので、参考ください。

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この冬に役立つ加湿の新常識!気になる『理想的な湿度』とは?

番組のアンケートによると、冬場お部屋を加湿器で加湿する際のお悩みとして、「部屋の隅々まで加湿出来ない!」という声が多いとのこと。

3人のお子様のママである蕨麻依子さん宅にお邪魔して、悩みを解消されてました。

蕨さん宅では、朝から日中、家にいる間はつけっぱなし。

お子さんがなるべく病気にかからないように湿度にはかなり注意されている様子でした。

お悩みは、『湿度ムラ』。

リビングダイニングの場所によっては湿度ムラがあり、均一にしたいとのことでした。

某大手電機メーカの空調機器担当の赤坂春輝さんが、蕨さん宅の加湿器の使い方をチェックして、みごとムラを改善されました。

では具体的にどうすればいいか見ていきましょう!

理想の湿度は?

理想の湿度は、55〜65%(家電メーカ推奨)です。

40%以下になるとウイルスが活発になります。

また、逆に70%以上ですと、カビの原因になります。

注意しましょう。

気になる『湿度ムラ』の改善方法

結論から申し上げると、『加湿器をおいている場所の問題』で、場所を工夫すると湿度ムラが解消されました。

では、どこに置けばいいか?

某大手電機メーカの空調機器担当の赤坂春輝さんによると

理想的なのは、加湿器を床から50cm~1mくらいの高さに置くことです。

さらに、理想的なのは部屋の中央に置くと加湿器の性能が引き出せるとのこと

中央が置けない場合は、「エアコン近く」に置くのも良いとのことでした。

エアコンの風をつかうと湿気を部屋中ムラ無く行き渡らせることができるとのこと。

また、加湿器を使用する際は、湿度計を用意して、チェックし、湿度を55~65%に保ちながらつけたり消したりするのがベストとのことです!

なお、お試しの際は、試す前に加湿器の取扱説明書をご確認ください。

 

肌ケアとのどケアについて

乾燥はお肌とのどに大敵です。

加湿が重要で、お部屋やオフィスでも加湿器を使っている方も多いかと思います。

でも加湿器だけでは安心できません。

あさイチからのオススメは、

肌ケア: 加湿器だけでは安心できない。美容液やクリームなどを塗ってから、加湿するとよい!

のどケア: 鼻呼吸が効果大。口の中の乾燥を防ぎ、のどが潤う!

加湿器を使う時、やってません?こんなこと

加湿器をお部屋で使う際、NGなこと3点です。

ご注意ください。

  1. ミネラルウォーターや浄水器からの水を使うのはNG!
  2. 水の継ぎ足しもNG!
  3. 鍋の時に加湿するのもNG!
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なんとかしたい!びちょびちょ結露

どの家庭でも冬のお部屋の窓には結露がびっしり、カビの原因にもなり、毎年のお悩みの一つではないでしょうか?

今年の冬は、結露から開放されるかもしれません!

近畿大学建築学部の岩前篤教授がバッチリ解決法を伝授してくれました。

結露とは空気中に漂っている水蒸気が冷たいガラスなどで冷やされて、水に変わることで起こる。

つまり結露=空気中の水蒸気がもと!

岩前教授曰く、「温度と湿度をコントロールすれば結露を改善できる!目標は室温20〜22℃ 湿度60%以下」

水蒸気は温度の高い方から、低い方へ移動する。ここで発生した水蒸気を外に逃がすと部屋全体の湿度は下がる!

ポイント1 換気!冷たい空気の通り道をつくる

部屋の水蒸気を押し出す、空気の通り道をつくってやります。

具体的には、10分換気してやることで、湿度が20%も下げることができました。

ポイント2 断熱シート+サーキュレーターで窓ガラスを冷やさない

窓ガラスを冷やさなければ、結露はおこらない。(実際夏場は結露はおこらない)

そこで断熱シートを活用します。

ホームセンターで売っているロール状の断熱シートを買ってきてください。

そして、重要ポイントですが、窓の外側に耐熱シートを図のように取り付けてください。

風を防ぐことで、窓の冷えをおさえることが出来ます

 

さらに、サーキュレーターを使って温かい部屋の空気を窓に当てるとより効果的です。

扇風機でも代用可能で、風量を弱にして、窓に直接当ててください

 

他人事じゃない!結露が生む『冬のカビ』

「結露があるところには必ずカビがいると思って間違いない!」とおっしゃるのは真菌学のスペシャリストの帝京大学大学院の槇村浩一教授。

「冬でもカビに注意する必要があります。結露が生じて暖房をつかっているとカビの胞子が局所的に増えて、ぜんそく、アレルギー、呼吸器障害などを生じる可能性がある。」とのこと。

なんか窓によごれがあると思ったら、大概それがカビの可能性が高そうです。

窓周辺は、日中温まりやすく、ほこりも多いため、カビが繁殖しやすいとのこと。

簡単ですぐに対策できること

1. 換気: 空浮きの流れをつくる(朝晩10分ほど)

2. まめに掃除: エサになる栄養分を残さない。注意点は決して手で窓を直接こすらないこと。人の皮脂もカビにとってはエサになるから。

3. エアコンの確認: 夏場の汚れがカビの温床になります。清掃すること。

気をつけたい!冬の脱水症

宮城和枝さんは、昨冬「このままそうにかなちゅんじゃないか」と思った、当然病に襲われたとのこと。

突然襲った病とは、「脱水症」です。

宮城さんも「脱水症は夏にしかならないと認識していたので、まさか冬になるとは思わなかった。」とのことです。

実は脱水症は非常に怖い病で脳梗塞や心筋梗塞の原因になるらしいです。

体液が失われた状態になると、血液の流れが悪化し、体調不良となります。

済生会横浜市東部病院の谷口英喜先生によると、「冬場は気候がすごく乾燥しています。暖房をつかうと乾燥にお度合いが増します。そうすると体から水分が奪われる、それで脱水が起きやすくなる」とのことでした。

では冬の脱水症にならないためには、どうすればいいのでしょうか?

冬の脱水症にならないための対策

谷口英喜先生よりアドバイスとしては、「まず外部の環境。湿度を維持すること。そのために加湿を行うこと。また水分補給を時間を決めて行うこと。」

冬の脱水症対策

ポイント① 室内を加湿 (目安は湿度55~65%)
ポイント② 計画的な水分補給 (取るタイミングをきめると良い)

自分が脱水症であるかどうかわかる方法があります。

手の甲をつまむとわかります。

手の甲は水分がある正常だと、皮膚をつまんでももとに戻るが、脱水症だと弾力性が減っているためシワやデコボコが残ってしまいます。

また舌や爪でもわかるとのこと。まとめると下記の時は脱水症の恐れがあるので注意ください。

  • 手の甲をつまみ、つまんだ部分が2秒以内に戻らない時
  • 舌が乾いている時
  • 親指の爪を押して赤みが戻らない時

家族や周りの方もチェックしてあげて、冬場の健康を維持しましょう。

もしかして脱水症?その時すべきこと

  1. 言葉をかけ、意識確認
  2. 握力を確かめる

問題ありの場合: すぐに救急車を呼ぶ(119)

問題なしの場合:経口補水液を飲ませて安静にして、様子をみる。

即席 経口補水液のつくり方

  • 水500ml
  • 砂糖 10g
  • 塩 1.5g

これらをまぜて、飲む。

スタジオでは、医師の谷口さん考案のご家庭でできる「経口補水液」の作り方も紹介しました。水500ミリリットルに対し、砂糖10グラムと塩1.5グラムを溶かすだけ。砂糖を少なくしているので、健康な人が飲むと「おいしく」感じませんが、脱水状態にあると、この分量でも「おいしく」感じるとのこと。脱水症になっているかどうか、判断する目安にもなるんだそう。
※作った経口補水液は保存すると雑菌が増える可能性があるので、飲みきるか処分してください。

引用:NHKあさイチホームページ

まとめ

いかがでしたか?

ニュースでは、インフルエンザが本格的に流行がはじまったということもいっており、我が家でも冬ウイルス対策として、加湿器を出してきたところです。

効果的にムラなく加湿するやり方は参考になりました。

一方で、悩ましいのが結露ですよね。

断熱シートは貼れないかもしれませんが、換気とサーキュレーターでの対策は実践したいと思いました。

寒い冬がやってきますが、加湿対策をして、健康に乗り切りましょう!