ブレイディみかこさん著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は一生モノの課題図書のようです。
2019年11月7日放送の『あさいち』にイギリス在住の作家、ブレイディみかこさんが登場されていました。
なんと、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)が今年の「2019年ノンフィクション本大賞」を受賞されたとのこと。
目次
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の気になる書店のPOPに関して
この本、気になります!
書店のPOPが紹介されてましたが、こんなことが書かれてましたよ。
「子供から大人までオススメな一冊!」
「親子で一冊 祝!大賞」
「子供に関わる全ての人に読んでほしい!」
「中学男子ほど、対応に苦慮する生き物はいないのではないか。特に母親にとってはたやすいことではない。人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」に通う息子と母ちゃんの成長記録を読むと何を思い悩むことがあったかと…ね!」
「家庭で人種差別について話したことが今までありましたか?子供の多様性について…」
「世界中の人々がこの本を読めば、世界は変わるとホンキで思ってます…」
これだけ見ても、「読んでみたい!」となりますよね!
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のノンフィクション本大賞受賞に関して

『ノンフィクション本大賞』といえば、硬派な社会問題や事件ルポを扱った本が多い中で、2019年はブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
が選ばれたことに、ご本人も驚きのご様子でした。
みかこさんも会見で、「私の作品を選んでくださったことは攻めているな」とおっしゃってました。
またコメントとして、
「ちょうど(息子が)11歳から12歳のプレ思春期。もまれながら彼も一生懸命考えて、自分なりの解決方法を考えて体でぶつかっていく、頭じゃなくて。それがすごく成長に結びついている。」とのこと。
我が家もちょうど11歳のこどもがいます。早速この本を買って、読んでみようと決心しました。
あさイチでのブレイディみかこさんのコメント
あさイチでは、本の中での息子さんの言葉が印象的と紹介されておりました。
「自分で誰かの靴をはいてみること」
エンパシーとシンパシーの言葉の説明をされてました。どちらも似ている言葉で、日本語では「共感」と訳されたりします。
しかしながら、みかこさん曰く、「シンパシーとは感情的に、だれか可愛そうな人がいたら、自分が共感・共鳴できること。
一方、エンパシーとは自分が、たいして可愛そうとも思わないし、意見が違う人でも、その人の立場になって考え、理解することができる能力のこと。」
学校のテストの時に、「エンパシーの意味を説明しなさい」という問題で、息子さんが、「自分で誰かの靴をはいてみること」と答えたとのことでした。
「自分で誰かの靴をはいてみること」という答えは、本当にエンパシーの意味を過不足なく表した言葉とみかさんは思ったとのことでした。
ブレイディみかこさんの子育てについて
みかこさん曰く、「環境は子供を変える」とのこと。
プレ思春期の息子さんの接し方の質問に対して、みかこさんは、「私が子供のころはしっかりしておらず、むしろ息子さんのほうがしっかりしているので、しかることのできる立場ではない」とのこと。その中で、心がけていることは、息子さんに対しては、「私はこう思うけど、あなたはどう思う?」と聞くようにしているとのこと。
子供ではなく、一人の小さな人間として接しているとのことでした。
かなり参考になる言葉でした。
ブレイディみかこさんのご紹介
1965年 福岡市出身 54歳
1984年 福岡県立修猷館高等学校卒業。アルバイトと渡英を繰り返す
1996年〜 イギリス ブライトンで生活、ロンドンの日系企業で数年間勤務
1997年 アイルランド人と結婚
2007年 保育士の資格取得
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