安くて美味しいもやし!栄養価は低いのでしょうか?種類や効能、加熱後の栄養価などを解説します。
スーパーなどではいくつかのもやしを並んでいるのを、見かけることもありますよね。
もやしには、どのような種類があるのでしょうか。
また、他の野菜に比べると、格段に安い値段で買うことができる、もやし。
安いから、あまり栄養がないのでは?
そう思われる方も多いのではないでしょうか?
しかし、実はもやしには女性に嬉しい効能などもあるんです!
もやしの栄養価や効能などについて、詳しく解説いたします。
さらに、もやしの選び方や簡単レシピなども、合わせてご紹介していきます。
ぜひ、食事に取り入れてみませんか?
目次
もやしの種類

もやしにはいくつかの種類があります。
まずは種類についてみてみましょう。
緑豆もやし
スーパーなどでも多く目にするのが緑豆もやしです。
ここ数年、もやしの中でも1番多く生産されているのが、緑豆もやしになります。
緑豆もやしの緑豆は青小豆とも呼ばれていて、中国が原産となります。
緑豆はもやしだけでなく、春雨の原料ともなる豆なんです。
緑豆もやしの特徴は、軸が太いということ。
軸が太くなりますので、食べ応えもあり、みずみずしさも感じられるのが緑豆もやしです。
大豆もやし
大きな豆のついたもやしで、ナムルやキムチなどに使われることが多いもやしです。
大豆もやしは、青森県の温泉で、江戸時代から作られているもやしになります。
なんといっても大豆もやしの特徴は、大きな豆。
豆の部分も美味しく食べることができますし、加熱しても、その豆の歯ごたえがなくなりません。
黒豆もやし(ブラックマッペ)
日本でも古くから食べ続けられているのが、黒まめもやしです。
ブラックマッペとも呼ばれる黒豆は、インドでお馴染みの食材ナンの原料ともなっています。
黒まめもやしの特徴は、食感と甘みです。
シャキシャキとした食感と、甘みを感じられ、日本ではもやし=黒まめもやしをイメージされる方も。
小粒大豆もやし
大豆もやしは、豆の大きさが特徴となります。
小粒大豆もやしは、納豆などにも多く使われている、小粒の豆から作られたもやしです。
豆の部分が小さくなっていますので食べやすく、加熱時間は約3分程度が目安とされています。
もやしの栄養価を検証!低い?高い?加熱後の栄養価は変わる?

安く買うことのできるもやしですが、野菜の王様と呼ばれることもあります。
その理由は、もやしの発芽パワー!
大豆もやしの場合、発芽前はそれほど多くないビタミンCが、発芽後には約5倍にも増えます。
ビタミンB2は約3倍。
今注目のアスパラギン酸も作られることがわかっています。
さらに、カリウムやカルシウムなども、豊富に含んでいることがわかっています。
つまり、もやしは安い食材ではありますが、しっかりと栄養も含まれた野菜になります。
そんな栄養豊富なもやしですが、もやしは加熱すると栄養価が減ってしまいます。
しかし、生で食べると、お腹を壊してしまいますので、加熱は必ずすべきです。
ゆでる時も炒める時も時間を短くしましょう。
もやしの栄養価を損なわない調理法は、蒸すという調理法になります。
もやしの効能と効果はこれ!

もやしは安い食材ですが、実に多くの効能が期待できます。
ダイエット効果に期待!
もやしに含まれる大豆タンパク質には、
- 体脂肪を燃やす手助けする
- 体脂肪を抑える
これらの効果が期待されています。
さらに、もやしに豊富に含まれるサポニンには、
- 脂質の代謝を改善する
- 肥満を予防する
このような効果が期待されています。
低カロリー、さらには食物繊維も豊富であることから、ダイエットにおすすめの食材でもあります。
夕食にもやしを食べるというもやしダイエットは、多くの有名人が試しているダイエット方法になります。
この効果は女性だけでなく、男性のメタボ改善、肥満予防としての効果としても、期待することができるでしょう。
美肌効果に期待!
もやしが発芽すると増えるビタミンC。
ビタミンCは美肌には欠かせない成分であることは、多くの方がご存知なのではないでしょうか。
コラーゲンの生成を助ける働きがあります。
メラニン色素の沈着も抑えてくれるので、シミやそばかすを防いでくれます。
大豆イソフラボンは、ホルモンバランスを整えてくれるという働きがあります。
月経前の痛みや不快な症状を抑え、美肌もキープしてくれます。
乳がん予防・更年期症状軽減に期待!
大豆イソフラボンは、女性ホルモンである、エストロゲンと似た働きをすることでも知られています。
そのために悪性腫瘍、乳がんの対策として、効果が期待できるのです。
また、大豆イソフラボンが、イライラする、よく眠れない、耳鳴りがするといった、更年期の症状も軽減してくれるでしょう。
もやしの効果が期待できるのは女性だけではありません。
二日酔い対策に期待!
もやしに含まれるサポニン。
強い抗酸化作用があり、過酸化脂質の生成を抑えてくれるため、肝機能を高めてくれることが期待できます。
これがアルコールを分解するスピードを早めてくれるので、二日酔いになりにくいのです。
動脈硬化、高血圧の予防に期待!
大豆たんぱく質は、血中コレステロールを減らしてくれる、そんな働きがあります。
また、もやしに含まれるレシチンには、悪玉コレステロールを減らしてくれる働きがあります。
これらの働きが、心臓病や脳卒中の原因ともなる、動脈硬化や高血圧を予防してくれるのです。
糖尿病の予防に期待!
レシチンには、水と油を乳化させるという働きもあります。
この働きは、血管に付いたコレステロールを、取り除いてくれる効果も期待できるため、糖尿病の予防につながります。
ボケ防止に期待!
レシチンは、細胞膜を作るのを助けてくれ、脳細胞を活性化させるため、脳の老化を予防してくれることに期待ができます。
お子さんの健康な成長!
お子さんの成長に大切な必須アミノ酸。
もやしを食べることで、バランスよく摂取することができ、肥満を予防しながら、健康的な成長の助けとなります。
もやしの選び方と簡単おすすめレシピを伝授します!

美味しいもやしを簡単に選ぶ方法をご紹介します。
まず、もやしは茎が太くて白く張りのあるものを選びましょう!
ツヤもあると尚良いでしょう。
根っこは、透明感があり、新鮮で短めのものがおすすめです。
もやし全体の色が褐色になっているもの、大豆もやしの場合は、豆が開いているもの、黒ずんでいるものは避けた方が良いでしょう。
もやしの簡単レシピ① もやしのナムル
材料
- もやし:1袋
- ゴマ油★:小さじ1と2分の1
- 塩★:小さじ3分の1~2分の1
- 鶏ガラスープの素★:小さじ3分の2
- 白いりごま:大さじ3
つくり方
- もやしをゆでる、もしくはレンジでチンする
- もやしの水気を切る
- ゆでたもやしに★を混ぜる
- 仕上げにいりごまを加える
もやしの簡単レシピ② もやし炒め
材料
- もやし:1袋
- サラダ油:大さじ1
- めんつゆ(2倍濃縮):大さじ2
- ゴマ油:大さじ1
- こしょう:小さじ2分の1
つくり方
- フライパンにサラダ油をひく
- もやしを入れ、しんなりするまで炒める
- 火を中火にする
- めんつゆ、ゴマ油、こしょうを入れる
- 全体に炒め合わせて完成
まとめ
もやしは、他の野菜に比べると、とても安いので家計にも優しい食材です。
しかし、安価ながら、たくさんの栄養が含まれています。
そして、女性にとっても、男性にとっても、嬉しい効能、効果が期待できる食材なんです。
もやしは、簡単に美味しく調理できる食材でもありますので、ぜひ、食事に取り入れてみて下さいね!