どこのご家庭にもある換気扇。換気扇って24時間つけていても大丈夫なのか‥という疑問を持ったことはありませんか?
換気扇をずっとつけていると実際はうるさいですし、壊れたり火事という大きい事故にならないか心配ですよね。
そこで今回は換気扇についてや、つけっぱなしだとどうなるのか、火災との関係など解説します。
安心して換気扇を正しく使う方法を伝授します!
換気扇のつけっぱなしは危険!?キッチンに潜む危険を紹介

換気扇はキッチンやお風呂、トイレなどについてます。
換気扇はなくてはならないものですが、換気扇のつけっぱなしは危険なのか‥ちゃんと掃除をしないとどうなるのか、キッチンに潜む危険はなんなのか‥
①換気扇つけっぱなしのデメリット
換気扇をつけっぱなしした際のデメリットから見ていきます。
劣化が早くなる
換気扇の寿命をみなさんは知っていますか?
換気扇の寿命は使用方法にもよって異なりますが、だいたい10~15年と言われています。
つけっぱなしにしていると劣化も早くなってしまいます。
電気代がかかる
換気扇をずっとまわしていると気になるのがやっぱり電気代‥光熱費はできるだけどの家庭でも節約していきたいとこだと思います。
換気扇をつけっぱなしにしてると電気代は
- キッチン‥一ヶ月600円くらい。
- トイレやお風呂場‥一ヶ月50円~300円台。
キッチンの換気扇はお風呂やトイレに比べて強力なのでずっとつけているとそれくらいはかかってしまいます。
②換気扇の掃除をしないと何が危険なのか
換気扇は定期的な掃除が必要です。掃除しないと何が危険かを解説します。
油汚れやほこりがつく
毎日使っていると、油汚れはもちろんほこりや小さなゴミなどがついてしまいます。
固まった油汚れにほこりやゴミがくっつき、掃除をしないとそれがどんどんと積み重なってしまいます。
そして、排気効果も弱まり換気がうまくできなくなります。
電気代がさらにかかる
上記で換気扇をつけっぱなしにしてると電気代がかかる話はしましたが、掃除をしないとさらに電気代がかかります。
汚れがたまった換気扇をまわしてると本来の排気効果が下がり、無駄にまわし続けてることになりさらに電気代がかかってしまうことになります。
カビが繁殖する
油汚れはカビにとっては栄養分です。
さらに油汚れだけではなく、ほこりやゴミも湿気が豊富なのでどんどんとカビが繁殖していきます。
その状態で換気扇を回すとキッチンや部屋中に飛び散ってしまいます。
故障や破損
掃除をしないで放置していると、故障や破損の原因になったりします。
汚れた状態で無理に回してることになり、負荷がかかってしまいます。
カビや雑菌も腐食させてしまうので故障や破損のトラブルになりかねません。
③換気扇つけっぱなしのメリットはあるか?
では逆に換気扇をつけっぱなしでメリットはあるのか‥?
このメリットは換気扇のメンテナンスをしている場合です。
湿気やにおいがこもらない
お風呂は湿気が、キッチンやトイレはにおいがこもりますがつけっぱなしにしてるとそんな心配もありません。
空気の循環ができる
換気扇をつけっぱなしにしていると、家の空気を排出してくれて新鮮な空気を取り入れられ空気の循環ができます。
虫が侵入しない
換気扇をつけっぱなしにしていると虫やゴキブリなど虫の侵入を防いでくれます。
ファンの隙間から入ってくるので、回ってる換気扇にわざわざ入ってくる虫はいません(笑)
風邪やインフルエンザの蔓延防止
換気扇を回すことによって家の中の空気の流れができるので、家族で風邪やインフルエンザにかかっている人がいてもウィルスを換気扇から外に放出することができます。
換気扇のつけっぱなしによる火災パターンまとめ

では、換気扇をつけっぱなしにして火災は起きないのか‥
結論から言えば、換気扇をつけっぱなしにしていても火災は発生しません。
火災の発生原因は、「製品起因」と「経年劣化」によるもので、平成16年~平成20年の5年間で起きました。
基本的には換気扇は安全な構造をしています。
ただ、それは換気扇が正常な場合です。では、火災パターンはどういうのか?
①経年劣化によるもの
換気扇の寿命は約10~15年とされています。
10年以上たった換気扇は交換するか業者さんに見てもらいましょう。
②コンデンサーが原因で火災になる場合もある。
コンデンサーは電気を蓄えたり放出したりする受動素子で、換気扇のモーターの動きをスムーズにするためのものです。
コンデンサーが劣化して絶緑不良になると発熱やショートする場合もあり火災の原因にもなります。
③モーターが原因で火災になる場合もある。
モーターは換気扇のプロペラを回すための部品です。
回し続けていて、潤滑油が減少して滑りが悪くなったり、油汚れやほこりでプロペラが回りにくくなり負荷がかかって発熱を起こした時にほこりやゴミに着火して火災が起こることもあります。
では、防ぐにはどうすればいいのか‥
- 換気扇が経年劣化していないか確認!!
- 定期的に掃除をして油汚れやほこりなどをとる。
- 異様な音やにおいがしていないか。
- ファンの回転が遅かったりしてないか。
これらをちゃんとチェックして当てはまるようなら交換して火災を防ぐようにしましょう。
換気扇の正しい使い方とは?

換気扇の正しい使い方‥スイッチを入れればいいわけではないんです!ではどうすればいいのか‥
①調理5分前には換気扇をつける。
料理直前や料理中に換気扇を回しても意味がありません。
換気扇に向かう空気の流れができていないので調理中の油や煙は換気扇に吸い込まれず、部屋を漂っていることになります。
最低5分前、キッチンにたったらすぐつけるようにしましょう。
そして、調理する時の換気扇は「強」に設定してください。
②調理後もすぐに消さない。
料理が終わってもすぐには消してはいけません。
まだ煙は充満してるのでなるべく30分以上はつけっぱなしにするといいそうです。
③定期的に掃除をする!
ずっとお話ししてきましたが、換気扇をちゃんと掃除しないと換気扇の本来の役割も果たせず、故障の原因や家中も油だらけ=においはもちろん身体にも影響を及ぼします。
それを防ぐためにも定期的な掃除が大切です。
まとめ

換気扇のつけっぱなしについて説明してきました。
換気扇のつけっぱなしはメリットとデメリットもあります。
また、事例がある火災も心配にはなりますが、ご自宅の換気扇の劣化状態を確認し、換気扇の掃除をマメにすることによって換気扇をつけっぱなしにしていてもメリットばかりになります。
つけっぱなしメリット | つけっぱなしデメリット | 掃除しないといけない理由 |
湿気やにおいがこもらない。 | 劣化が早くなる | 油汚れやほこりがつく |
空気の循環ができる。 | 電気代がかかる | 電気代がさらにかかる |
虫が侵入しない。 | カビが繁殖する | |
風邪やインフルエンザの蔓延防止 | 故障や破損の心配がある |
私も今回、調べてみて換気扇のメリット・デメリットがわかり、掃除も定期的にやろうと思いました。
換気扇の正しい使い方、掃除やメンテナンスをしてメリットとデメリットを踏まえて家にかかせない換気扇とうまく付き合っていきましょう。