生活

終活は断捨離から!写真や本からはじめてみれば!管理の方法を解説します。

何故、終活が必要なのだと思われますか?一番の理由は客観的に自分が置かれた状況を把握する事の大切さだと言われています。

終活は定年退職を迎えた、孫ができた、病気をしてしまった、親しい人が亡くなったなどのタイミングで行われる事が多いようです。

ですが、終活とは一体何をするのか良く分からないですよね?

また「まだ元気なのに死ぬ時の事など考えたくない」とおもいますよね?

今回は、終活のための断捨離について、やり方やコツをばっちり、解説します!

 

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終活とは何か?

終活とは「自分の最後の時に向かって、もっと自己主張してもいいのではないか」と言う新しい価値観の提唱でした。

ですが、最近では、この説明を飛ばす事が増え、終活とは、身辺整理をしたり、エンディングノートで自分の人生を振り返ったり、残りの人生について向き合ったりしながら、最期に向けて準備をする活動のことであり、自分の死に備えて身辺整理をしましょうと言う説明が一般的となっています。

ですので「まだ元気なのに死ぬ時の事など考えたくない」と言う思いも出てきて、終活に拒否する方達の意見も出てしまうのです。

ですが、自分の死に備えた身辺整理をする事は、あくまでも終活の一部なのです。

「自分らしく生きること」と言うのが、正しい終活の始まりと考えてみてはいかがでしょうか?

また、終活と言っても、何から始めたらいいのか分からないと言う方達も多いかと思われます。

まずは、ご自分が元気な内に、自分の資産や身の回りにある物を整理していきます。

これは、40~50代の内から日常的に行う事が大切だと言われています。

歳を取ると片付けをする体力や気力が無くなってくるというのも一つの理由ですが、自分にとって本当に大切な物は何かが分かる様になります。

また、自分が亡くなった後、遺族の負担を減らすというメリットもあります。

終活はマイナスなイメージがありますが、自分の残りの人生をどの様に過ごして行くかについて向き合う事が目的でもあります。

自分にとって本当に必要で大切な物を見極めて整理する事は、自分の生き様にも反映されるようになります。

不要な物の片付けをしていると沢山の思い出が蘇ってくるかもしれません。

終活は、自分の死後の事を考えるだけではなく、これまでの人生を振り返る事により、忘れていた夢や目標などを思い出すかもしれません。

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終活に向けて断捨離から!コツは?

終活に向けて、まずは断捨離行いましょう。断捨離のコツを伝授します!

1.断捨離とは

断捨離とは、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」の頭文字を取り名づけられたものです。

必要のなくなった洋服や家具・家電・クレジットカードや、整理しきれない写真や本などを断捨離する事で、遺族の遺品整理の負担を減らすだけではなく、自分の人生を振り返り、残りの人生をどの様に過ごして行くか考えるきっかけにもなります。

本当に必要な物を見極め生活の質を上げ、長年使っていない物を捨てる事により、気持ちの切り替えや心の平穏を得ようと言う考え方です。

2.断捨離のコツ

こちらが、断捨離のコツです!

①物の分類をする

断捨離を始める時に、最初に行うのは物を分類する作業です。

衣類・本・趣味の物など、ご自宅の中にある物を分類してまとめて行きます。

種類ごとに分類した物を一箇所にまとめると、自分が何をどの位持っているのかなどが把握出来ます。

②捨てる物、捨てにくい物を考える

断捨離をする時は、自分にとって捨てにくい物は後回しにします。

捨てにくい物から整理に取り掛かっても手が止まってしまう可能性が高いと言われているからです。

また、絶対に必要、必要かもしれないと思う物やは断捨離の対象から外しておきます。

少しでも迷う気持ちが出る物に対しては無理に捨てない方が、後々後悔しません。

日常的に使う物、1年以上使っていない物、同じ物が複数あるもの、未使用品などを考えてみると自分にとって捨てにくい物の判断がしやすくなります

一般的に、衣類から始めると作業がしやすくなるとも言われています。

③すぐに実践する

断捨離したい気持ちはあっても、中々実践出来ず時間だけが経ってしまう場合もあります。

物を一つだけ捨ててみる、半分捨ててみると言う様に少しずつでもすぐに実践してみましょう。

④順番を決める

今日は本棚、明日は引き出しの整理など、どこから片付けをするのか順番を決めます。

順番を決め少しずつ取り組む事により、小さな達成感を味わえますし、終活の片付けは物の量にもよりますが大きな取り組みとなるので、すぐに終わるものではないからです。

⑤期限を決める

断捨離は初めから無理をしてしまうと継続する事が難しくなりますので、片付けの期限として毎日の計画をカレンダーに記入しておくのも良いと思われます。

ですが、毎日片付ける必要は無く、休みの日取るようもきちんと入れて計画を立てて下さい。

⑥家族の協力を得る

捨てる勇気が出なかったり、処分の仕方が分からないなど問題が出た場合は、家族に協力して貰うのはいかがでしょうか?

家具や電化製品、または未使用の物などは、家族が欲しいと言ってくれる場合もあるかと思われます。

家族に終活をしている事を話し、自分の気持ちを伝えた上で協力して貰えるよう相談してみるのも良いのではないでしょうか?

⑦写真に撮る

愛着があって更に思い出がある物は、中々捨てる事は出来ないかと思われます。

その時は、思い出としてその物を写真に撮っておくのはいかがでしょうか?

スマホで撮影した写真をパソコンに移しておけば、いつでも見返す事は出来ます。

⑧売りに行く

捨てる物の中で売れそうな物がある、必要ないけど新品だからなどといった場合は、フリーマーケットに出したり、パソコン操作が得意な家族に相談してフリマアプリやオークションに出すのも良いかと思われます。

また、リサイクルショップで買い取って貰っても良いかもしれません。

直接店舗に行くのが難しい場合は、ダンボールに詰めて輸送するだけと言うサービスを利用するのも良いと思われます。

⑨家族や友人に譲る

捨てるには勿体無いと思う物は、家族や友人に譲るのも良いと思います。

本当に欲しいかどうかを確認した上で、押しつけにならない様に譲る様にしましょう。

終活の断捨離どこから始める?まずは写真から

終活の断捨離は、まず写真整理からはじめてみてはいかがでしょうか?

1.終活の写真整理

捨てる事を戸惑ってしまう思い出の物だと思われます。

写真には自分の思い出が沢山刻まれているので、その写真を整理する事により、今までの人生を振り返り、残りの人生をどう過ごすかを考える事が出来ます。

残される家族や友人などへ、改めて想いを馳せることが出来るので、人生の歴史を物語る写真の整理は終活において必要でもあり、重要な作業にもなると言えます。

遺品の中でも整理されていない写真は、ご遺族が処分に困る物のトップ5に入ると言うアンケート結果が出ており、ご遺族の方にとって故人の写真と言うのは、処分するにも躊躇し、保管場所にも困るものだと言われています。

終活として写真の整理をする事は、ご遺族の負担を軽減し、残された人達への思いやりでもあると言えます。

2.写真を断捨離するコツ

写真の断捨離のコツ4点を解説します。

①作業は一人で、時間を決める実施!

写真の断捨離は懐かしさに浸ってしまい中々進まないものです。

断捨離をする時は一人で行い、1日15~20分など時間を決めておくと良いかもしれません。

いきなり大切な写真を捨てるのは大変な事ですので、最初に、捨てる写真の中から大切な写真を選び、ピンボケしていたり他の方達が写っているなど明らかに必要の無い写真から捨てる事を始めるのも良いかと思われます。

②写真と思い出は切り離す!

写真を捨てられないと思った時は、写真と思い出は切り離して考えると良いと言われています。

何故なら、写真を捨てたとしても、大切な思い出は心の中に残り無くなるものではないからです。

③デジカメ・スマホ写真はクラウドを利用!

デジカメやスマホの中に入っている写真も断捨離が必要です。

デジカメやスマホの中には必要かつ大切な写真だけを残し、残りの保存しておきたい写真はインターネットのサービス(クラウドなど)を利用するのも良いかもしれません。

④思い出は認知症予防になる!

写真の整理は認知症予防になるとも言われています。

思い出の詰まった古い写真を見ると、その時に一緒にいた人や、会話、その場所で起きた出来事、食べたもの、見たものなどの記憶が頭の中に蘇り、写真の思い出や内容について誰かと話し合ったりする事が脳を刺激し、精神を安定させると言われています。

写真の断捨離は大変な事ですが、認知症予防の効果が期待出来ると言うメリットもあります。 

断捨離の順番やコツは?大量の本をどうにかしたい

読書が好きな人は愛読書が大量にあり、勿体無いと捨てられずにいますが、もし1年以上読んでいない本はこの先読むかどうか判断された方が良いと思われます。

本はいつでも安く買えますし、図書館で借りれば無料で読む事が出来ますので、老後の事を考えて、本の断捨離は体力のある内にしておいた方が良いでしょう。

以下、本の断捨離のポイントを解説します。

 

①絶版でなければ、処分!

内容が面白くなく、読み返していない本はありますか?

もし、その様な本があれば最初に捨ててしまっても良いかもしれません。

ですが、二度と手に入らない本である場合がありますので、ネットで本が絶版になっていないかどうか調べた上で捨てた方が良いと思われます。

②スマホアプリで記録!

スマホのアプリの中には、読書の記録を残せるアプリがあります。過去に読んだ本を断捨離しても、内容や感想を記録して残しておく事が出来るそうです。一度、ご自分に合ったアプリを探してみるのも良い方法です。

③売るか寄付する!

読書が好きな人は本を捨てる事が出来ない方もいるかと思われます。

この場合は、古本の買取を行っているお店に売ってしまうのも良いかもしれません。

また、図書館や施設に送る事も出来ます。

ただ、図書館や施設側が募集をしている時だけになりますので注意して下さい。

本の種類によっては受取を断られる事もありますので、事前に確認が必要です。

どちらの場合も、手放した本が他の方の役に立つかもしれませんので、捨てるのを迷った時は一旦保管しておくのも良いでしょう。

④業者を呼ぶ!

大量の本は意外と重たいもので、まとめると運ぶのが困難なほどの重量になる場合もあります。

この時は、生前整理業者に依頼する事も一つの方法です。

断捨離のサポートもして貰えますし、本の運搬や処分も任せる事が出来ますので、依頼する前に相談してみてはいかがでしょうか?

終活のススメ やっておきたい断捨離の仕方

遺族の負担を減らせても、今は元気だから断捨離を始める事に抵抗がある方もいらっしゃると思います。

ですが、生きている以上、最後の時はいつやってくるか分かりません。

また、高齢になると体力も低下し病気に罹る場合も出てきます。

必要の無い物を捨てると言う事は、自分の生活の向上になると考え、終活を始める時期だけでも考えておくのも良いかと思われます。

今現在使っていない物、衣類や食器、雑貨などは今後も使わない可能性があるので、処分して良い物でしょう。

ですが、思い出の物と言うのは、中々処分しようと言う気持ちが出ない物です。

これは、残された遺族も同じ気持ちになりますので、自分の意思で断捨離をする事が大切になってきます。

プチ終活と言う言葉があるようですが、これは普段から冷蔵庫の中を整理しておく、使っていない置きっぱしの靴や傘など、これらの物を普段の掃除の範囲で処分して行く事を言います。

冷蔵庫の中の断捨離など普段は考える事は無いかもしれませんが、遺族にとってはこれらも処分しなければならない物なのです。

終活は、自分と自分の家族の為にするものですから、相談をしながら行うと良いと思われます。

大切な物を捨てないためもありますし、もしかしたら思い出の品などは家族の誰かが欲しがるかもしれません。

逆に、一人で断捨離を始めると家族に余計な心配をかける事になりかねません。

残される側の立場からすると「何か病気にでも罹ったのだろうか?」と考えてしまう恐れも出ると言う事です。

終活の意思を家族に対して伝えて理解して貰う事も必要だと思われます。

まとめ

断捨離をする上で気をつけなければならない事があります。

預金通帳や年金の証書、その他の重要書類まで捨てない様、注意が必要です。

私の場合、相続する物というのは持っていませんでしたが、日本を離れる以上、使う予定の無い銀行口座やクレジットカードは処分し、重要な書類はファイルにまとめて海外に持ってきています。

うっかり捨てる事は無いかと思われますが、念のために記載させて頂きました。

断捨離は、何でもかんでも捨ててしまうと、後悔する事もありますので、今の自分に必要な物は捨てない様に注意しましょう。

大変な作業ではありますが、片づけが終わると気持ちもすっきりするものです。

残りの人生を大切な物だけに囲まれる暮らしは良い事だと思われますので、これを機会に終活の一つとして、まず身の回りの物を一つ捨ててみる事から始めてみてはいかがでしょうか?

 

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