喪中に神社には、いつまで行かない方がいいのか!いつから参拝や初詣に行っていいの?意外と認識してないですよね?
身内の方が亡くなると「喪に服する」というように、一定期間は死を悲しみ、身を慎む期間とされている喪中。
喪中では、年賀状を送れなかったりお祝い事など避けるイメージがあります。
また、神社にお参りに行ってはいけない、と思っている方も多いと思います。
では果たしていつまで神社には行かない方がいいのか‥そしていつからなら参拝に行っていいのか、初詣に行っていいのかを詳しく説明していきます!
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目次
1. 喪中に神社には、いつまで行かない方がいいのか

喪中に神社に行っても良いか‥結論から言えば大丈夫です。
それを踏まえた上で説明していきたいと思います。
①喪中と忌中について
喪中(もちゅう)も忌中(きちゅう)も「身内の死に際して身を慎む」期間です。
では喪中と忌中では何が違うのか‥
喪中は、亡くなった故人のことを偲び、不幸を乗り越え悲しみから立ち直る期間で、死後一年間、一周忌法要までは「喪中」とするのが一般的な考え方です。
死を穢れ(けがれ)と捉える神道の考えに基づくもので日本の風習です。
喪の状態に身を置くことは「喪に服する」、「服忌(ぶっき)」、「忌服(きぶく)」と言い、「喪中」の期間は「忌」と「服」に分けられ、両方合わせて「服忌」または「忌服」といいます。
忌中とは故人のために祈りを捧げる期間です。
喪中に比べると短く、身内が亡くなられた日から四十九日までが明ける五十日を言います。
これを「忌明け」といいます。
忌中は、身内を亡くし悲しみで気力が落ちてる穢れがある期間と言われていて、この状態を周囲に移さないように忌中期間はできるだけ外に出ずに故人を弔います。
②生前の故人との繋がりによって期間は異なる。
先ほど忌中は、五十日と書きましたが、実は亡くなった方との繋がりによって忌中の期間は異なります。
表にまとめてみましたので参考にしてください。
亡くなった方との関係 | 忌中期間 |
父・母、配偶者 | 50日 |
祖父母 | 30日 |
兄弟姉妹、子ども、叔父・叔母 | 20日 |
孫 | 10日 |
従兄弟 | 1~3日 |
このように亡くなった方との繋がりによって忌中期間も変わります。
2. いつから神社には行っても良いのか?参拝や初詣は?

喪中と忌中についてや忌中期間は説明してきましたが、ではいつからなら神社に行って良いのでしょうか?
忌明け後の喪中は、悲しみを乗り越えて、閉じこもりがちな生活を元に戻していく期間です。
なので、忌中期間を過ぎれば喪中期間でも神社には行ってもいいと言われています。
もちろん、参拝や初詣にも忌中期間が過ぎてれば行って大丈夫です。
3. 喪中にしてはいけないことを色々まとめてみました。

では、喪中期間中にしてはいけないことはなんでしょう?
・年賀状は出さない。
毎年年賀状のやりとりしている相手には事前に「喪中はがき」を送り、喪中であることを知らせましょう。
喪中はがきは11月中か12月初旬には遅くとも届くように送るのがマナーです。
・正月飾りや鏡餅などの新年を祝う意味合いのもの。
こちらはあくまでも控えるということで絶対にダメというわけではありませんが、新年のお祝いに関するものはできるだけ控えた方がいいそうです。
ただ、その遺族で話し合って決めたこと、故人を思ってのことならやるご家庭もあるそうです。
また、新年の挨拶である「明けましておめでとうございます」は「新年を無事に迎えられて嬉しいです。
ありがたいですね」という意味が込められていて、身内に亡くなった方がいるのに無事にとはおかしいので「今年もよろしくお願いします」などの挨拶でおさえておくといいそうです。
・結婚式などのお祝い事などは控える。
忌中期間中なら結婚式などのお祝いの席は辞退しなければいけませんが、喪中期間中であればいいと言われています。
しかしながら、できるだけ控える方がいいとされています。
どうしても出なくてはいけない場合、あまり快く思わない人もいるかもしれないので新郎新婦やその親族に大丈夫かを確認すればいいと思います。
しかし、喪中に結婚式を挙行するのはダメです!
基本的にはお祝い事を避けるべきなので、喪中にある方が結婚式や披露宴を行うことは控えなければいけません。
まとめ

忌中 | 喪中 |
故人のために祈りを捧げる期間 | 故人を偲んで、悲しみを乗り越える期間 |
期間は四十九日までが明ける五十日(故人のとの関係によって異なる) | 期間は一周忌法要まで(故人との関係によって異なる) |
忌中期間は神社に行く→❌ | 忌中期間過ぎれば、神社や参拝、初詣にも行ってもいい。 |
お祝い事などの参加→❌ | お祝い事などの参加は忌中期間過ぎれば行ってもいいが、ちゃんと確認してからの方がいい。 |
制限されるのは忌中の方が厳しいのがわかります。
忌中が過ぎたら喪中期間中でも故人を偲びながら、神社参拝や初詣にも行ったりもできます。
喪中だからといって全てダメというわけではありません。
また、お住いの地域や習わしなどもあると思いますのでそれを尊重していただきたいと思います。
大切なのは、亡くなった故人を偲ぶ気持ちだということです。
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