野良猫を保護したけど、飼えない場合の対処法をまとめます。一時保護できる場合・できない場合の連絡先リストも調べましたので掲載致します。
お子さんが野良猫を連れて帰って来た。
しかし、様々な事情があり、猫をそのまま飼えないこともあるでしょう。
飼えないけれど…
「猫を元の場所に戻して来なさい」それは、なかなか言いづらいものですよね。
このような場合には、どのように対処するべきなのでしょうか。
その方法についてみていきましょう。
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猫が食べれないもの、食べてはいけないもの一覧リストをまとめました!
目次
野良猫を保護した時の注意点

野良猫を連れて帰って来た後、飼える・飼えないに関係なく、やらなければならないことが2点あります。
- 動物病院で診察を受ける
- 本当に野良猫であるかを確認する
この2点は、飼える・飼えないに関係なく、必ずやっておくべきです。
野良猫は、人間が面倒を見ているわけではないため、気になるのは身体。
身体に異常がないかを確認するためにも、動物病院へできるだけ早く連れて行くと良いでしょう。
- 病気に感染している
- ダニ、ノミなどが身体についている
これらの心配があるため、病院で診察を受けましょう。
そのまま飼えなくても、すぐに野良猫を引き取ってもらえるとは限りません。
すでに猫などの動物を飼っているというご家庭では、先に住んでいる動物に病気が感染するのは困りますよね。
また、子猫の場合なら身体が弱っていることもあります。
私の自宅の近くで野良猫が子猫を産み、その中の1匹が取り残されてしまったことがありました。
息子が小さな子猫が泣いている姿を見つけ、その寂しそうな姿に放っておけず、一時的に連れて帰りました。
すぐに近くの動物病院へ連れて行くと、身体がだいぶ弱っているということが分かりました。
子猫を飼ったこともなかったため、どのように育てたら良いかわからず戸惑いました。
幸い感染症などの症状はなかったため、先生に指示されたようにミルクなどをあげていると、猫はみるみる元気になっていきました。
病気などがわかるのはもちろんですが、どのようにお世話をしたら良いのか、的確なアドバイスを受けることもできました。
また、野良猫と思っていても実は飼い主さんがいることも。
迷い猫であれば、飼い主さんの元へ帰してあげることが1番です。
- 保健所や警察署に確認する
- 情報をSNSで確認する
- ネットで書き込みがないか
これらのことを確認してみて下さい。
保健所などで迷い猫であることがわかった場合は、届出などをしなければなりません。
さらには、地域で見守られている猫である場合にも、注意しなければなりません。
地域のボランティア団体などに野良猫として保護され、避妊手術の後に地域でお世話をしている場合もあるのです。
地域にボランティア団体などがあれば、そちらの方にも確認をしておくと良いでしょう。
野良猫を保護したが飼えない場合:一時保護できる場合、できない場合の連絡先リスト

野良猫を飼うことができない。
その場合には、状況に応じて相談する場所を考えましょう。
一時保護できない場合
一時保護できない場合は下記まで連絡していただくとよいと思います。
保健所
お住いの地域の保健所に連絡をすると、野良猫の引き取りや里親探しなどの相談にのってもらえます。
各都道府県、市町村によって連絡先は異なりますので、お住いの地域のHPなどを確認してみると良いでしょう。
埼玉県であれば保健所の中でも猫に関する相談は、動物指導センターが担当となっています。
<連絡先>
埼玉県動物指導センター 指導課
埼玉県熊谷市坂井123
048-536-2465
埼玉県動物指導センター 南支所
埼玉県さいたま市桜区在家473
048-855-0484
このように地域によって違いますので、事前に調べてから連絡するとスムーズに相談することができます。
ただし、保健所の場合、「飼い主さんが見つからない。」「里親が見つからない。」、このような場合は殺処分がされてしまうこともありますので、その点についても理解しておきましょう。
・保護団体、保護施設
お住いの地域に動物保護団体や施設がある場合があります。
例えば、東京都や大阪府であれば、保健所では猫についての相談は受けていません。
保護施設に連絡するように決められていますので、各地域の動物愛護センターに連絡します。
<連絡先>
東京都動物愛護相談センター
東京都世田谷区八幡山2-9-11
03-3302-3507
大阪府動物愛護管理センター
大阪府羽曳野市尺度53-4
072-958-8212
に連絡することになっています。
東京都や大阪府以外でも、お住いの地域に、動物保護センターがある場合には、調べて連絡してみましょう。
動物保護センターであれば、猫が殺処分される、そんな心配はありませんので、安心して相談できるでしょう。
一時保護できる場合
一時保護できる場合は下記まで連絡していただくとよいと思います。
動物病院
動物病院であれば、「動物を飼っている方」「動物が好きな方」、そういった方たちが集まっていますので、里親が探しやすいというのはもちろんです。
さらには、野良猫を大切に育ててくれる飼い主さんが見つかるでしょう。
動物病院で診察を受けた時に、合わせて相談してみましょう。
インターネットで里親を募集する
インターネットでも、時間はかかるかもしれませんが、里親を探すことができます。
里親募集の掲示板などもありますので、一度見てみるのも良いでしょう。
里親募集のサイトというのは数多く存在していますが、信頼できるサイトで募集するということが大切です。
インターネットの場合は、便利ですが、様々なトラブルも考えられますので慎重にサイトを選びましょう。
中にはクレームをつけてきたり、金銭などを要求されるなど、最近ではこのようなトラブルも増えていますので、注意しなければなりません。
まとめ

お子さんが野良猫を拾ってきて、飼いたいと言うのはよく見る光景です。
しかし、どうしても飼えない。
その場合には、状況によって対応を考えましょう。
まず、どちらにしてもやらなければならないのは
- 保健所に連絡する
- 動物病院へ連れて行く
この2つは、やるべきでしょう。
一時保護はできても、飼えない。一時保護も難しい。
これらの状況によっては相談する場所も違ってきます。
動物病院や保健所、動物愛護センターなどに相談したり、インターネットを利用して里親を探すのも1つです。
猫を保護したにもかかわらず、飼えないとなると心苦しいこともあるかもしれません。
しかし、本当に大切なのは猫が幸せに過ごすことができることです。
そのためにも!
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